男性から「寂しい」と言われた時は、その意味を理解するのが大変です。
男性はプライドが高いので、男性が自ら「寂しい」という言葉はあまり使いません。
ですから、男性から「寂しい」と言われると何だか重大な意味が隠されているのではないかと気になりますよね。
冗談で言っているのか、本気なのかも分かりませんし一体どういう心理状態で「寂しい」と言ったのでしょうか。
ここではそんな男性が「寂しい」と言った時の心理についてご紹介します。
1.「寂しい」と言うことで相手の様子を伺っている
最も多いのが、好きな女性に対して「寂しい」と言うことで、その反応を確かめているという理由です。
基本的に男性は、本当に寂しい時に「寂しい」という言葉を口に出しません。
幼なじみなどの親しい関係でしたら簡単に「寂しいんだけど」と言えるかもしれません。
しかし、相手が好きな女性となると話は別で、男性特有のプライドの高さがそれを許さないのです。
それでも毎日仕事に追われ、会社と家の往復をするだけの毎日を送っていると、ふと寂しい気持ちが湧きあがってきます。
それはどんなにプライドが高くても、どんなに強がりの男性でも同じです。
だからと言って、男性は職場の同僚に「寂しい」とは言いません。
女性同士の場合なら、ランチや仕事帰りに飲みに行って愚痴大会が出来ますが、男性はどうしてもそれが出来ません。
ですので寂しいなとふと思った時に思い出すのは、好意を寄せている女性のことではないでしょうか。
しかし男性は複雑で自分が好意を持っている女性であっても、弱音を吐いてその関係性を壊したくないと思っている男性が多くいます。
そのため特に女性に「寂しい」と言うのは、その女性の自分に対する反応を見たいのです。
多くの男性は友達同士の付き合いのとき、好きだと告白して振られて一気にその関係が崩れてしまうのを怖がります。
そのため「好きだ」ではなく「寂しい」と言うことで、相手が自分の事をどう思っているのかを事前に測ろうとしています。
「寂しい」と女性に言って「ごめんなさい」とは言われませんからね。
どんなにプライドが高い男性でも、心の中には弱い部分があるものです。
自分が発した「寂しい」という言葉に対して、相手の女性が親身になって話を聞いてくれたり「今日は朝まで付き合うよ」ということを言ってくれれば男性は脈があると考えます。
しかし相手の女性がそっけない態度や自分が理想としている態度をとってくれなければ、付き合えないと判断してあっさりと諦めます。
それくらいに男性は臆病で単純です。
ですから、男性が言う「寂しい」は、告白をする前に確信を持つための発言と考えると良いでしょう。
そうです、あなたが男性に好意を持っているのであれば、この時の対応によっては後日男性から告白される可能性があると言うことです。
2.ストレスが溜まっていて癒やされたいので「寂しい」と言った
ストレスが溜まっていて、女性に癒やされたいと考えている時にも男性は「寂しい」と言います。
男性は仕事のストレスを溜めやすい生き物です。
多くの男性は縦社会で働いていますし、偉くなったり稼ぎたいという願望がストレスになったりします。
また、仕事自体がうまく行っていなければ、余計にそういったストレスを抱えることになります。
特にプライドが高く、周りの人に決して弱みを見せない男性は相当のストレスを溜めています。
弱音を吐けない分、どんどんストレスを溜めこむことになりますし、孤独感は増すばかりです。
そんな男性が「寂しい」と言ったなら、仕事で忙しかったりストレスを抱えているので、余裕がないために出た言葉かもしれません。
女性の前で「寂しい」という言葉を言うのは、その女性に安らぎを求めているのだと言えます。
ずっと一人で頑張って来て、誰にも弱音が吐けずストレスをどんどんと溜めてしまった結果「寂しい」と本音が漏れてしまったのですね。
もしその男性とあなたが親密な関係であれば、ストレスが溜まっている彼を存分に癒してあげましょう。
こんな時は何も特別な事はしなくていいのです。
彼のそばでそっと寄り添うだけで彼は癒されます。
逆に、仕事の愚痴などに対して聞いてるつもりが、口出しをしてしまうのは絶対にいけません。
彼は癒されるどころか、あなた自身が彼のストレスの対象になってしまいます。
3.孤独感を感じているので寂しいと言った
時にはポロッと本音として「寂しい」という言葉が出てしまったケースもあります。
社会人の男性は、忙しい毎日に追われています。
その中でふと気がつくと孤独であると感じてしまうことがあります。
自分がやりたいと思った仕事ならば、一生懸命集中して仕事に取り組みますが、大抵の人はやりたくもない仕事や作業をしています。
そんな時男性はふと自分が思っていた夢と現実とのギャップで、ストレスを感じます。
こんなはずではなかったという気持ちが、だんだんと周りから遠ざかっていって自分自身で孤独になっていきます。
しかし会社では弱みを見せると出世に響くので、そういった弱い部分を見せずに頑張ります。
そんな時にふと自分が気の許せる女性に会った時に、普段は決して言わない本音として「寂しい」という言葉が出てしまうこともあります。
相手の男性に好意を抱いている場合は、チャンスとも言えますね。
「私はいつでもあなたの味方だよ」「何でも言ってね。全部聞くよ」などと優しい言葉をかけてあげてください。
「寂しい」と本音が漏れてしまうくらい弱っているので、男性の心に寄り添うような言葉をかけるだけであなたと男性の距離は一気に縮まるでしょう。
ただ、相手の男性に興味がない場合は、弱っているところに優しい言葉をかけると勘違いされる可能性があるので注意しましょう。
4.体調が悪く看病してほしいので「寂しい」と言った
風邪をひいたり体調を悪くした時には誰かに看病をしてもらいたいと、誰もが思います。
自分の体調が悪い時に気の許せる女性や、好意を持っている女性がいたら本音として「寂しい」という言葉が出たと考えられます。
一般的に男性はメンタルに強いと思われていますが、実は繊細な部分があったりメンタルの弱い人が少なくありません。
女性の方がいざというときのメンタルは強いこともあります。
体調が悪くて「寂しい」といった男性は、もしかするとあなたに看病をしてもらいたいと思っているのかもしれません。
しかしストレートに「看病してくれ」とは、彼女でもない相手に言うことは出来ませんよね。
これも、プライドが高いがために、素直に「看病してくれ」と言えないのですね。
そのため遠回しに「寂しい」と言うことで女性に心配してもらい、看病をしてもらおうと考えているのです。
この時の男性は、かなり大げさに言います。
男性が本当に体調が悪いのか、看病をする必要があるのかを見極めて返答しましょう。
ただ、相手の男性にあなたが好意を抱いているなら、たとえ看病が必要ないくらいの軽症だとしてもすぐに駆けつけてあげて下さい。
くれぐれも「病院いけば?」などと突き放したような言い方をしてはいけません。
「病院いくなら私も付き添うよ」と、優しい言葉をかけてあげましょう。
自宅に看病にいくなら、市販の風邪薬やスポーツドリンク、もしかすると一人暮らしの場合は体温計や氷枕がない可能性もありますのでこれらも準備していくと良いですね。
5.寂しいと言って母性本能をくすぐろうとしている
寂しいと言うことで女性の母性本能をくすぐって、誘おうという気があるパターンもあります。
女性が母性本能をくすぐられるのに弱いと知っている男性はこのパターンを使います。
基本的に男性は女性に対して自分の弱さを見せないようにします。
それなのに寂しいと弱音を吐く姿を見て、女性は他の人には見せない姿を自分には見せてくれたという気持ちになることがあります。
彼はそれを狙っているのです。
このような母性本能に漬けこんで女性をだます男性って、昔からよく聞きますよね。
自分は大丈夫だと思っていても、いざ母性本能をくすぐられたらどうなるかわからないものです。
自分の弱さを見せることで女性の母性本能をくすぐる手口は、男性が本気なのか遊びなのかが分らないので注意が必要です。
確かに、自分にだけ弱みを見せてくれた場合、多くの女性は勘違いしてしまいますよね。
しかもその相手が好意を抱いている男性だとしたら、嬉しくて仕方がないはずです。
しかし、特に女性慣れをしている男性がこの理由から「寂しい」と言ってきます。
気分が舞い上がっていると「例え遊びだとしても良い」と自分を見失ってしまう可能性もあります。
それに本当に遊びだった場合、そのショックは計り知れない事でしょう。
自分を大切にして、男性が本当に「寂しい」のかどうかを見極めることが大切です。
男性が寂しいと言う心理を知ろう
男性の寂しいという言葉にはいろいろな意味合いが込められています。
相手の女性の様子を伺っているストレスが溜まっているので癒されたい孤独感を感じている体調が悪く看病して欲しい女性の母性本能をくすぐって誘おうとしているそれでもプライドの高い男性が他の人には見せない弱い部分を見せることは、とても勇気がいることです。
少なくとも多少の行為があってあなたに「寂しい」と言ってきていると言えます。
男性社会のストレスを理解することは難しいですが、男性が見せてくれた弱い部分はきっとあなただけには見せてもいいと思っているのかもしれません。
「寂しい」と言ってきた男性に少しでも好意があるならば、これはチャンスだと思って良いでしょう。
少々大げさになって、親身に話を聞いて十分癒してあげましょう。
きっと二人の距離が急激に縮まりますよ。
ただし、計算で言ってきている男性には注意しましょう。
あなたの好意に漬けこんで、遊ばれて終わる可能性があります。
この辺の見極めはとても難しいですが、強い心をもって見極めましょう。