古代文明において占星術は、経験則からくる学問のひとつであり、大変重要な位置を占めていました。
現代においても自分の生まれた日の星座を元にした運勢を調べる行為が広く親しまれています。ここではそうした星座占いにまつわる情報をご紹介します。
12星座ごとの性格・特徴
12星座の今日の運勢
12星座占い(西洋占星術)のはじまりはいつ?
12星座は古代の神話と深い関係があります。占星術はバビロニアが起源であり、ペルシアを経由してギリシャにもたらされました。
西洋占星術は、エジプトからギリシャ人やローマ人に伝わったという説が主流でしたが、近年の研究では、バビロニアのカルテア人から伝わったという説が、有力視されています。
そして、占星術が伝わっていくキッカケとなったのが、アレキサンダー大王の遠征(遠方に征伐にいくということ)でした。
アレキサンダー大王は、マケドニアの王で、賢人アリストテレスが家庭教師をしたことでも有名です。
古代において、占星術は国家の最高機密でした。
古代バビロニアでは、占星術にかかわる職業は世襲制であり、幼少の頃から専門教育を受けて、門外不出の知識として伝承されていきました。
12星座占い(西洋占星術)の成り立ち
占星術の初期の頃には、現在のように個人の運命を占うのではなく、国の政事(まつりごと)などを、支配者のために占うものでした。
個人の運命を占うようになったのは、ギリシャにおいてでした。
神話の神々から題材をとったり、動物に当てはめたりして西洋占星術の原型を作っていったのです。
古代ギリシャにおいて、占星術師は天文学にも通じていましたし、占星術は天文学のなかに内包されていました。
占星術と天文学が分けられるようになったのは、17世紀に入ってからです。
古代ギリシャ時代には、天王星海王星冥王星の存在は確認されておらず、20世紀はじめに、3つの天体が発見されて、現代の西洋占星術の形ができあがりました。
西洋占星術の占い師としてのプトレマイオス
天文学が西洋占星術と密接に結びついて、高度な学問と言われていた時代がありました
古代ギリシャの占星術師で、最も有名な人がプトレマイオスです。
天動説を主張した天文学者として有名です。
西暦200年ころにプトレマイオスが書いた「テトラビブロス」というタイトルの本があります。
この本は、現代にも通用する、西洋占星術の古典的な指南書となっています。
12星座占い(西洋占星術)の占い方について
西洋占星術にとって重要で、占う情報が満載のホロスコープ。
これを作成するために天文暦から惑星の位置を計算します。
その時に天文学の知識と手法が必須だったのです
まず、天文暦から、占う個人の出生時をもとに、ホロスコープ(天宮図)を作成します。
360度の円を、30度ずつ12個に区分けした図がホロスコープ(天宮図)です。
その区分けされたひとつひとつをハウスと呼びます。
そして、太陽をはじめとする9個の惑星が、12星座のうちのどの星座にはいっているのか、その惑星同士の角度は何度なのかを計算し、占い結果を導き出します。
惑星同士の角度には、それぞれ名称があります。
それを総称してアスペクトと呼びます。
ですから、西洋占星術で必要な道具は、天文暦と紙と鉛筆、そして電卓になります。
最近では、ホロスコープを作成するためのソフトがあり、パソコンで瞬時にホロスコープを作り出せるようにもなっています。
はじめは12星座の2区分3区分4区分で簡単にクライアントの性格を占ってみましょう。
2区分は9個の惑星が入っている12星座名を調べて外向的な星座に何個の惑星があり内向的な星座に何個の惑星があるのかで判断します。
4区分は結構ご存知の方も多いのですが、火の星座(牡羊座獅子座射手座)・水の星座(蟹座蠍座魚座)・風の星座(双子座天秤座水瓶座)・土の星座(牡牛座乙女座山羊座)として、
3区分:活動宮(牡羊座蟹座天秤座山羊座)・不動宮(牡牛座獅子座蠍座水瓶座)・柔軟宮(双子座乙女座射手座魚座)と組み合わせ12通りの性質を読み解きます。
そして、グループで何かをするときにスムーズに進むと言われているのが4区分のグループとされています。
反対に3区分は一緒に行動するのには向かないと言われています。
12星座から運勢を占おう
未来を占い良い結果がでても、それを実現させるのは自分自身です。
そして、不本意な結果がでても、それを変えていけるのも自分自身です。
人生という旅のお供として、占いを活用してみてください。