10.武勇伝を披露するのは男性の本能でもある
大人として様々な経験を積み、本当に武勇伝と言えるような実績を積んだ男性でも、時には武勇伝を披露することがあります。
武勇伝を披露することが、聞き手にとってはそれほど面白いものではないという事が分かっていても、ついついその気持ちよりも「男らしいと感じて欲しい」「大きな男だと思われたい」「女性に好意を持ってもらいたい」という気持が勝ってしまうことがあります。
どんなに優れた男性でも、男性である限りは本能的に自らの実力をアピールしたいと思うものだからです。
長い人類の歴史の中で、男性は狩猟を行っていた背景から、強く逞しく、それでいて狩りを成功させるリーダーシップがある人が優れているとされてきました。
男性にとって、能力が優れているという事が、最も大切なことであるという考え方は、本能的なものだからです。
それに対して女性は、狩猟ではなく団体生活でのコミュニティを大切にしていました。
男性が狩りから戻ってくるまで、子どもや地域の人たちを守る役割を果たしていたからです。
女性は個人の能力よりも、周りとの協調性を本能的に大切にします。
そういった背景からも、女性にとっては男性の武勇伝は、つまらなかったり、バカバカしく思えてしまいます。
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