3.相手に良い印象を与えたいと思っている
「私」を一人称に使う男性の心理にあるのが、相手に対して「良い印象を与えたい」という気持ちです。
「僕」でも「俺」でもいいのに、あえてわざわざ「私」というのは、相手に丁寧に接していると思わせたいからです。
「私」という一人称は、カジュアルではなく、どちらかというとフォーマルな言い方となります。
仕事の場でも使いますし、大人しか使わない一人称です。
そういう一人称をする自分は、相手に対して礼を尽くしている、そして大人な人物であるそういうことを、相手にアピールしたいのです。
もっと良く思われたいという気持ちが無意識のうちに作用して「私」という一人称を選んでしまいます。
相手によく思われたいから、わざわざ「私」という一人称を使う男性は、言葉遣いや接する態度も丁寧です。
自分は「大人な人物なんだ」ということをさりげなく相手に伝えたいので、そうやってパフォーマンスをしてしまうところがあるのでしょう。