俺を一人称にする男性の心理は、いったいどのようなものがあるのでしょうか。
男性の一般的な一人称ではありますが、実は意外と色々な気持ちが含まれているのです。
俺を一人相にしている男性の心理を知ることで、相手のことをより深く知ることができるでしょう。
1.何となくワイルドな気がするから
俺を一人称にする男性の心理には、その言い方が、何となくワイルドな気がするから使っているというものがあります。
僕や私よりも男らしく、強い感じがするので、あえて俺という一人称を選んで使っているのです。
俺という一人称は、少しワルっぽい感じがします。
僕という言い方は、育ちの良さを感じさせますし、私という言い方は、社会人らしい一人称となります。
それに比べて、俺という言い方をすると、何となくラフで、少しだけ不良っぽい雰囲気があります。
実際に、不良の中に一人称を僕や私にしている人はいないはずです。
特別ワルなわけではないのですが、気分的にちょっとだけワイルドな感じを目指したいそういう気持ちがある場合、男性はあえて俺という一人称を使いたがります。
特に今まで別の一人称ヲ使っていたのに、急に「俺」に変わったとしたら、何か心境の変化があったのかもしれませんね。
2.周りが使っているから
俺という一人称を使う男性は、心理的に何も考えていないということがあります。
たまたま自分の周りの男性が、皆そろって自分のことを俺と言っていたら、それにつられて一人称を「俺」にしてしまうでしょう。
自分の家族や友人達が、皆「俺」という一人称を使っていたら、つい同じように自分のことを俺と言ってしまいます。
その一人称に慣れてしまい、特に疑問を感じることもありません。
また、別の一人称を使いたいと思ったとしても、急に自分のことを僕と呼び出したら、周りの人にいぶかしがられないか、不安になります。
男友達からはからかわれてしまいそうで、恥ずかしくて決して「自分」とか「私」とかは言えなくなってしまうでしょう。
俺という言い方は、男性の多くが使っている一人称です。
だからこそ、何も考えずに同じように使っている人もたくさんいます。
そういう人は、ある時ふと別の一人称を使おうと思っても、周りの反応が気になってしまい、変更することができなくなってしまいます。
それくらい、男性にとっては「俺」という一人称は、一般的なものです。
3.相手ともっと親しくなりたいから
俺を一人称にする男性の心理にあるのが、相手ともっと親しくなりたいという気持ちです。
俺という一人称は、プライベートな時に使うものです。
接している相手との距離を近づけたい時には、ぜひ積極的に使いたい一人称です。
今まで職場でしか会ったことがなかった人と、プライベートな時間を過ごすことになったりすると、相手の一人称が変わったりします。
今までは私とか自分という言い方をしていたのに、急に俺と言い出したら、今この場は仕事ではなく、プライベートな時間なんだということを、協調したい気持ちがあります。
一緒にそういう私的な時間を過ごしていることで、相手との距離を近づけることができます。
その第一歩として、プライベートなシーンならではの「俺」という一人称を使うのです。
そういう時、その男性は、自分のことをいろいろ話してきたリします。
自分のことを知ってもらい、もっと親しくなりたいからです。
今までとは急に一人称を変えてきて、俺というようになったら、相手は少しずつ距離感を縮めたいと考えているはずです。
もっと親しくなりたいからこそ、俺を一人称にしているのでしょう。
4.「自分らしい」と思っているから
俺を一人称にする男性の心理には、その一人称が「自分らしい」と思っている気持ちがあります。
どんな時にも一人称を変えることはなく、その言い方を貫いてしまいます。
俺という一人称は、プライベートな時に適した一人称です。
仕事の場や、または目上の人と接するような時には、もっとフォーマルな一人称を使うべきでしょう。
しかし、どんな場面でも、自分のことを「俺」と言い続けるのは、自分に対してプライドがあり、自分を大事にしたいという気持ちがあります。
ただその場合は、その場や話している相手にマッチしない場合もあり、顰蹙を買ってしまうこともあるでしょう。
仕事でも、立場が上の人に対しても「俺」と言ってしまうのなら、少し子供っぽい性格かもしれません。
「人にこびへつらうのは嫌だ」とか「自分は自分らしく」などと言い出して、独自の価値観にこだわりすぎてしまったりします。
いつでも俺という言い方を貫いているようなら、もしかしたらその男性は、自分らしさを大切にするあまり、TPOというものを忘れてしまっているのかもしれないですね。
「俺」を一人称として使うのはポピュラー
俺を一人称にする男性は、とても沢山います。
しかし、単に周囲の人に合わせているだけの人もいますし、深いこだわりがある場合もあります。
どういう気持ちで「俺」という一人称を使っているのか、その時の状況を参考にしてみることで、本人の気持ちを理解することができるでしょう。