2.右側に立ちたい男性は封建的?
ただし右利きだからといって右側に立ちたいという男性ばかりではありません。
そもそも日本の文化では、ふたりが並んで立つ場合には「右手が上手(かみて)」という決まりがあります。
上手とは自分よりも偉い人物や年長者に譲るべきとされている場所。
例えば「右にならえ」という場合は右に立っている人間が上司、左側に立つ人間が部下という考え方に基づいています。
そのほかにも「右に出る者はいない」といった慣用句もあります。
結婚式などで壇上に立つ場合は、たいてい男性が右側です。
注意して芸能人の記者会見などを見ていても、ほとんどがその立ち位置と決まっています。
ひな祭りのときに飾られるひな人形も男雛が右、女雛が左側です。
男性が立ち位置を決める場合、もしかすると男性は昔ながらの封建的な男女観の持ち主かもしれません。
もちろんそういったことを意識していない場合もあります。
そのときには、長く目にしている男女の位置が頭の中に刷り込まれているという可能性もあります。