男性がすっと手を出して笑顔で握手を求めてきたら誰だってどきどきしてしまいますよね。
スキンシップの文化が比較的浅い日本人にとって握手は、単なる挨拶とは割り切れない特別なものと言えます。
同じ女性から求められるのであれば特に気にせず握手を返せますが、それが男性となれば話は別です。
もしも男性から握手を求められたら、それは一体何を意味するのでしょうか。
1.印象が良かったので握手を求める
どんな時も握手は好意の表れです。
誰でも好意的に思えない相手にわざわざ握手を求めることはありません。
あなたに握手を求めてきた男性はあなたに好意がある様子です。
あなたの外見が好みなのかもしれません。
あなたの内面に対して尊敬や共感を持ったのかもしれません。
いずれにせよ、あなたに良い印象を持ったのは確かと言えます。
もし初対面で握手を求めてきたなら、女性に対して積極的な男性です。
あなたの第一印象に好感を持ったのでしょう。
ある程度親密な関係であるなら、あなたに好意を持っていることを伝えたくて手を差し出しています。
それまで握手を求めてこなかったのに手を差し出すのですから、今、あなたとの距離を一歩縮めたいのでしょう。
2.好意から思わず握手を求めてしまった
潜在的にはあなたへの好意がありますが、本人にその自覚がなく思わず握手のために手が出てしまったという心理です。
ざっくばらんな性格で頭で考えるより先に行動に出てしまうタイプに多く、特に深く考えて手を差し出していません。
後になって「あれ?俺、なんで握手を求めたんだろ?」と無責任なことを考えてたりもします。
こういう人はあなたに好意を持っている自覚がない可能性があります。
そのため握手をしても彼が自分に好意を持っていると早合点せず、相手の次の出方を待たねばなりません。
彼の気持ちを先読みして握手の後こちらが好意的な態度をとってしまうと、逆に「俺に気があるんだな」と彼を自惚れさせてしまうかもしれません。
好意を自覚して握手を求めているパターンもあるので、あなたが彼を気にしなっているのなら、握手をする際に表情や態度の変化に注目してみましょう。
3.握手を求めてあなたの反応をうかがっている
握手は、誰にでも受け入れられる挨拶である一方、下心を上手く隠すことができるオープンなスキンシップという一面も持っています。
男性はそれを十分に理解していた上であなたに握手を求めているのかもしれません。
気軽に握手を求められたらあなたはどうしますか?通りすがりの人に突然手を差し出されたのではない限り、あなたは手を握り返すでしょう。
一般的に握手は挨拶としての意味合いが強く、それを断るのは失礼にあたるからです。
「もし生理的に全く受け付けなくてどうしても手を握りたくなければ、いろいろと理由をつけて握手をすることを拒むだろう。
そうしないのは俺のことを少しでも気に入っているからだ」と考えます。
そういったことを男性は想像した上で、挨拶に見せかけたスキンシップとして握手をします。
あなたが自分に脈ありなのかもしくは全く相手にされていないのかを探ろうとしているのかもしれません。
4.スキンシップが大好きなので握手をしたい
人と話す時、気軽に肩や腕を触る女性は多いですよね。
そういう女性は得てしてスキンシップが大好きなものです。
同様にスキンシップが大好きな男性もいるはずなのですが、女性とは違い下心なしでおおっぴらに異性に触れる男性は少ないですよね。
それは人前で女性に触れることに照れくささや恥ずかしさを感じたり、自分が触ることで女性に不快な思いをさせるのではないかと考えて自制が働くからです。
スキンシップが大好きなのに握手を求めない男性が手を差し出してくるのは、飲み会のようなお酒の場です。
わいわいと賑やかな雰囲気の中、いわゆるお酒の力を借りて好きな女性に近づいたり、心の奥底にある人恋しさを満たしたいがために握手を求めてきます。
普段抑えているスキンシップ欲が思わず出てきてしまうのでしょう。
注意が必要なのは、あなたに握手を返されると、優しくされたと舞い上がってスキンシップがエスカレートしてしまう可能性があることです。
あなたが気になっている男性以外からのお酒の席での握手は適当にあしらいましょう。
5.ただの挨拶として握手してくる男性もいる
日本人の男性の中にも本来の意味である挨拶のひとつとして積極的に握手を利用する男性はいます。
普段から握手をする習慣がない人達からすると、握手を求められた時は一瞬身構えてしまいますよね。
このタイプは社交的で体育会系のさっぱりしたタイプに多く、誰にでも心を開き、プライベートエリアが狭いので躊躇なく豪快かつ爽やかに握手を求めます。
力強く握り強く振るのが特徴です。
そんな彼から握手を求められたら、同性や異性問わずに習慣的に行っているだけなので挨拶以外に深い意味はありません。
握手をされたからと言って好意を示されたわけでもなければ、アピールされているわけでもない為、こちらも挨拶と割り切って明るく握手を返しましょう。
6.今より距離を縮めたいので握手をしたい
職場仲間、友人という関係の中から一歩踏み出して距離を縮めたいという気持ちの表れです。
現状を少し変えるにはスキンシップが重要となり、握手なら気兼ねなく相手に触れれるチャンスがあり、下心を持って行動に移している男性もいます。
あなたがただの挨拶だと思っていても、実際には彼の方は職場仲間ならプライベートでも会ってみたい、友人であれば他の友人は交えずに二人の仲を深めたいと思いがあるでしょう。
口下手の人でも握手は「挨拶」として交わす事も可能なので、言葉に出せないなら行動で示せるチャンスがあります。
握手を求められて悪い気がしないのなら彼の手を取って上げましょう。
少なくとも、挨拶とは言えど握手に苦手意識を持っている人もいる為、断られる恐れを持ちながら一歩踏み出す勇気を彼は持っています。
7.良い印象を与えたいので握手を求める
握手をする事で、自分の良さ魅力、印象を強く与えたいと思うのも男性側の心理の一つです。
あなたは握手から、どんな事を連想しますか。
ビジネスや仲間内の間でも、挨拶に握手を交わす好青年を見ると、とても清々しく印象は良いものへと変化するのではないでしょうか。
挨拶と握手からは礼儀正しい印象が強く残るので、握手を求められても彼にマイナスのイメージを持つ人は少ないでしょう。
老若男女問わず同様の対応をしているのか、自分だけに印象を与えているのか、彼を観察してみましょう。
あなただけに印象をよく見せたい場合は、他では全く同じ対応をしていないので、あなたに好意を持ち印象を与えようとしている一人の男性です。
誰にでも同じ対応の場合は性格的な面や仕事柄、八方美人なだけであり、常に人から良く見られたいだけです。
あまり気にしないようにしましょう。
8.深い意味はなくただ握手をしたい
握手に何も考えて行動を取っていない男性も中にはいます。
昨日は握手を求められたのに今日は一切ない場合や思い出したように握手を求めてくる日があるなど、本当に考えていないからこそ行動が掴めない男性です。
本人も意識をして握手をしている訳ではないので、相手を選んでいるわけでもありません。
だからこそ、あなたとしては余計に彼が気になってしまうでしょう。
気になって握手の際の力の入り具合、握っている時間、細かい部分に意識も向いてしまう場合がありますが、本当に深い意味合いを持たない男性の場合は、力加減も握っている時間もあなたが考えても何の解決もしないのが現状です。
そういう場合はあなたの方が考えて疲れてしまうので、日々求められる握手は挨拶程度だと思うようにしておくと精神的にも落ち着きます。
9.好意を伝えたいので握手に想いを乗せている
告白をしてフラれてしまう可能性があるかないかの見極めに握手は少しの判断材料となります。
ビジネスシーンでも握手は挨拶として活用しますが、女性側は好意を示さない男性に握手を求められるとやんわりと断る方がいます。
反対にあなたが好意を持っている場合はすぐに彼の手を取ってしまうでしょう。
手に取るまでの時間は彼にとって、脈があるか無いのかを判断できるポイントとなり得ます。
中には彼に苦手意識を持っていても、握手を求められると握手をしてしまう女性もいます。
その場合は告白前にあなたの僅かな気持ちを察する事ができるので、男性側としては告白して失敗してしまう恐れを回避できます。
また、一度握手をすると気になるのが手を離すタイミングです。
双方に好意があれば少し手を離すまでに時間が掛かってしまう場合や、相手側が離すまではこのままでと考えてしまう方も多いでしょう。
手に触れられる口実となる握手は、好意を伝えたい男性にとってはアピールできる簡単な方法です。
あなたに少しでも彼への想いがあるのなら、迷わず手に取ってあげましょう。
10.これからも仲良くしたいという親愛の握手
仲間意識が強く、これからも仲良くしたい「友人」に握手をする男性もいます。
これは、ただの挨拶であり「今日もありがとう」「またよろしく」などの軽い意味合いが込められているだけです。
外国人の挨拶であるキスやハグに近いものであり、さらっとした動作で握手を求めてきています。
女性側としては異性というだけで意識をしてしまうかもしれませんが、今の関係をよく思っているのなら深く何かを気にする必要はなく握手に応じましょう。
こういう男性は女性だけではなく、男性にも同じ言動や同じ態度で接している可能性が非常に高く、あなたが彼を意識してしまうのは分かりますが「友人」として理解してあげる事も大切です。
握手をしてくる男性の心理を知ろう
握手を求めてくる男性の心理にはいろいろなものがありますが、いずれにしてもそれはあなたに良い印象を持っている証拠です。
まずは意識せず握手をしてみましょう。
こちらが彼からの握手をただの挨拶として返すことで、彼がどんな意図で握手を求めてきたのか、握手の後の彼の行動で判断することができます。
彼の真意を測りたいならなおのことです。積極的に握手をしてみましょう。