ケンカをした時に呆れた様に「もういいよ」と彼が言って来ませんでしたか?
今まで言いたいことを言っていた男性が突然「もういいよ」と言ってくるのはかなり重要な意味を持ちます。
ここではそんな彼の心理についてご紹介します。
1.女性とは分かり合えないという諦めからの「もういいよ」
最初に考えられることは男性が「分かり合えない」と諦めた状態であることです。
感情的になりがちな女性に比べて、男性は論理的であると言えます。
女性が感情的になるのは実はいくつかの理由があります。
そのうちの1つがホルモンバランスです。
女性はこどもを産むことができる唯一の性ですので、子供を産むために体が構成されています。
ホルモンバランスは一か月の間で少しずつ変化していますし、またそのホルモンバランスは生理にも影響を与えています。
その為ホルモンバランスに合わせて感情も変化するため、女性は感情的であると言われているのです。
一方で男性はこの様な変化がない為、感情が一定で理性的である人が多いと言えます。
つまり男性は女性の感情的な態度や言い方に理解ができないとも考えられます。
ケンカをしているとお互いが「自分が正しい」と感じているため、お互いの意見を主張しあいます。
結果として女性の方が感情的になり泣き出すこともあるでしょう。
男性は理性的にこの行動が一度起こった時点でケンカの結果女性が感情的になり、お互いにいい影響を与えないことを学び取ります。
そのため次にケンカが起こった際には相手がだれであろうと「もういい」と結果を予測して諦めている状態が考えられます。
女性からすれば納得いくまで話し合いたいのに逃げられたと考えてしまうかもしれませんが、男性にとって話が噛み合わないのは非常に強いストレスになります。
そのためきちんとした話し合いができるように、お互いが冷静になって論理的になる様な空気や場を作っていきましょう。
2.男性は言葉で言い表すことが苦手なため「もういいよ」で締めようとする
男性と女性では脳の違いがあると言われます。
女性は複数のことを同時に行うことができ、考え方も論理的ですが、男性はこの脳幹が細い為に単純明快な考え方をする人が多いと言われています。
またどちらの脳が優位かという違いから男性は言語にたけている、男性は素早い成果をあげることにたけているということができます。
つまりケンカをしていても言語にたけている女性はケンカで文句を言いながらも次々と次にいうことを考えることができ、主張や文句も止めどなく言い続けることができます。
女性同士がカフェやレストランで何時間も話し続けられることからも、容易に想像できる様子であると言えます。
しかし男性は言語にたけている女性とは反対に、複数のことを同時に行うことも言語で長々と自分の気持ちを主張することにもたけていません。
その為口喧嘩となると男性は圧倒的に不利となってしまうのです。
自分の言いたいことをその場でまとめることが得意ではない男性は、その労力をここで使うくらいなら自分が一歩引こうと「もういい」と言っている可能性があります。
男性は体を動かすことでストレスを発散しやすい作りであると言われている為、ケンカでイライラした場合は外に出かけたり歩いたりすることで冷静になり気持ちを解消しやすいという理由もあると言えます。
3.その場での解決だけがすべてではないと思い、この場を収めようとしている
男性と女性の考え方の違いは人間関係や友人関係にも表れています。
男性は友人に言いたいことをはっきりと言ったり、ケンカをしてもその後あまり引きずらずにまた仲良くできるという人が多いと言えます。
しかし女性は言いたいことを言ったら嫌われるかもしれないという恐れや、こんなひどいことを言われたと根に持ってなかなか仲直りできない、集団から外されるといったことも多いと言えるでしょう。
もともと男性は動態的、女性は受動的であると考えられます。
最近では男女平等と言われ、男性だから女性だからという差別をなくす動きが出ていますが、どんなに差別のない世界が進んだところで男性にしかできないこと、女性にしかできないことがあるのです。
その最たる所が子孫の繁栄でしょう。
男性は動態的に子孫を反映しようとする本能が備わっており、女性はそんな男性を受動的に待ちながら、しかし子供を産むことは女性にしかできないのです。
ここからも男性の動態的な本能と女性の受動的な本能が備わっていることが分かります。
つまり男性は今すぐにここで解決したり仲直りしたりしなくても、またお互いに動態的に行動することで和解する機会があると長い目で見ているのです。
しかし本能的に受動的である女性はこの場で解決しないと次の機会があるか分からない、だから自分の気持ちを分かってほしいと相手に訴えているということも考えられます。
この考え方の違いから男性は今はこれ以上話しても無駄だから「今はもういい」と一旦冷却期間を置いていると考えられるのです。
「もういい」には男女間での違いが現れている
この「もういい」で本当に呆れられ、諦められて別れに繋がるケースもあり得るでしょう。
しかしそれだけではなく、上記の様な様々な理由で彼が冷却期間を置いているだけとも考えられます。
男女の違いを理解して相手を思いやる、尊敬する気持ちをお互いに持つことが大切ではないでしょうか。