4.色々なところに顔が効くと思われたいから
色々なところに、親しい関係の女性がこんなにたくさんいますということを周囲にアピールしたい男性も、女性をちゃん付けで呼ぶ傾向があります。
もちろん世の中には本当に顔が広い男性がいて、会社や行きつけのお店などでたくさんの女性と良い交友関係を築いている人もいます。
しかし、中にはそうでもないのに、色々な場所で色々な女性をちゃん付けで呼んでいる人もいます。
こうした男性は本当に仲の良い女性だけでなく、少しした知り合いだったり、それほどお互いのことを詳しく知らない間柄の女性のことも平気でちゃん付けで呼んでしまいます。
本来であれば、それほど親しくないのにちゃん付けで女性を呼ぶのは礼儀を欠く行為です。
ちゃん付けされた女性も「あんまり仲良くないのに、あの男性、ちゃん付けで私を呼ぶなんて」と困惑してしまうこともあります。
しかし、男性の方ではそんな女性の気持ちとは裏腹に「俺たちは本当に仲が良い」と思いたいのです。
また「周囲の人に、あの人は色々なところに顔が効くと思われたい」という見栄があり、周囲に見せつけるためにそうしていることもあるでしょう。
最初は親しくなくても、男性が余りにフランクに「○○ちゃん、久しぶり。元気?」などと繰り返してきたら、そのうち女性も「あの人少し変わってるけど、面白いわ」などとほだされて本当に親しい間柄になれることもあります。
しかし、相手の距離を縮めたいあまり、親しくないのにちゃん付けをするのは、基本的にはリスキーな行為であることには間違いありません。
女性の中にはよく知らない異性に対して本当に警戒心が強く、フランクな態度に出られるほど引いてしまう人もいます。
この場合、下手をすると仲良くなるどころか「図々しい人は嫌い」とばかりに、女性から徹底的に嫌われてしまうということにもなりかねません。
ちゃん付けで、意中の女性と仲良くなりたい、と願っている男性には、くれぐれも女性の態度に注意を払ってほしいものです。
女性が嫌がるそぶりを見せているのにちゃん付けで呼び続けることは、自分の気持ちの押し付けでしかないからです。