男性が女性に愚痴をこぼす時、その男性にはどのような思いが隠されているか知っていますか?特に普段愚痴をこぼさないタイプの男性がこぼして来たら「今日どうしたんだろう?」と思ってしまいますよね。
女性に愚痴をこぼす男性の心理を把握し、それに合った対応を心掛けていきましょう。
そうすることで、男性の愚痴をきっかけに恋愛や友情が進んでいくこともあります。
1.甘えたいから愚痴をこぼす
男性はいつになっても母親を頼ったり好きでいるものです。
しかし現実的に母親とずっと一緒にいることは厳しく、代わりの存在が必要となってきます。
これまで母親に愚痴や相談をしてきた男性の場合は、社会に出てから母親と接することが少なくなり、相手が他の女性へと変化していきます。
その女性を信頼していて母親のような存在だと認識すると、まるで彼女は母親の代わりであるかのような心理状態になります。
甘えたい思いをそのままぶつけたり、愚痴や相談をしてはけ口となってもらったりと、子供の頃の心理状態になっていると言えます。
穏やかな女性優しい女性包容力のある女性といったように、母親と重なって見える性格の人は、このような心理から愚痴をこぼされます。
男性は大人になって甘えることが出来なくなっていくと、無意識に母親が恋しくなることもあります。
愚痴をこぼすことは甘えの証拠と捉えて、母親のように悟すようにすると良いでしょう。
そうすると、男性はあなたのことを信頼できる人だと認識します。
2.自分を認めてもらいたい気持ちから愚痴を吐く
仕事の不満や愚痴をこぼす場合、自分が認められていないことや否定されていることに対して、納得がいっていない気持ちが強くなっています。
これは「自分はこんなにも頑張っている」と主張するために、愚痴をこぼしている可能性が考えられます。
認めてもらいたい、自分のしていることを評価してもらいたいという気持ちを持っていると、そこで肯定的な言葉が欲しくなります。
「間違っていないよ」「本当に頑張っているんだね」と女性から言われることで、自分が間違っていないことに確信を持ちたいのです。
自信がなくなってきていたり、自分の存在の価値が分からなくなってくると、このような支えの言葉が必要になってきます。
自分を肯定してくれる女性を持つことで自信が湧き、また奮闘することが出来るからです。
このような心理の男性には、嘘でも認めてあげるような発言をすると愚痴自体は徐々に収まってきます。
否定や批判されることが多い中で生活していると、自分に自信がなくなり頑張るにも頑張れなくなるのが男性です。
認めてもらいたいための愚痴だと捉えて、出来るだけ肯定的な発言を心掛けましょう。
逆に愚痴を言って否定されると、男性は「自分のことを分かってくれない人だ」と感じてしまいます。
結果、距離を置かれてしまうことにもなるので注意しましょう。
3.心を許しているので愚痴をこぼす
男性は女性のように愚痴や不満を異性にこぼすことはあまり多くはありません。
しかし、心を開いている女性や信用している女性に対しては、警戒心もなく安心して何でも話すことが出来ます。
愚痴を女性にこぼす男性の心理状態は「安心」「信頼」「リラックス」といったような状態で、解放されている状態であることが分かります。
大抵は強く見せたい思いやプライドが邪魔して女性には愚痴を言いにくいものですが、家族のような存在になると、思ったことを素直に口にするようにもなります。
完全に信頼関係が成り立ってないと起きない心理ですが、そういった見栄やプライドが働かない良い状態とも言えます。
男性がお酒が入ると愚痴不満が多くなるのと一緒で、解放感を得たり、リラックスしている状態になると、自然と我慢していたものが口から出てきやすくなります。
「あなたには警戒していませんよ」「あなたのことは本当に信頼していますよ」という心理であることが分かります。
4.喝を入れてもらいたいので愚痴を吐く
最近気合が足りていないと感じていたり、弱くなってきたなと自身で思うようになってきた男性は、あえて愚痴をこぼすことで喝を入れてもらいたいと思っています。
なかなかやる気が起きない時や、結果がついてこない時は、自分に自信を無くしてしまったりと気持ちも落ち込んでいきやすいものです。
そこで異性である女性、自分よりか弱いであろう女性に気合を入れてもらうことで、自分を奮い立たせようとしています。
男としてしっかりしないとという思いを持つためには、やはり女性から言われるのが一番効果があります。
尻を叩いて欲しいという思い、喝を入れてもらいたいという心理が働いている状態であると言えるでしょう。
このような男性の場合には「しっかりしなさい」「もっと頑張りなさい」と少しきつめの言葉を使った方がより効果的です。
やる気がついたら後は後押ししてあげたり背中を押してあげたりと、方法を変えてあげると良いでしょう。
5.第三者としての意見を聞きたいので愚痴をこぼす
愚痴をこぼす心理には「あなたはどう思う?」と、第三者への意見を求めてこぼす場合もあります。
男性にはある程度プライドがあるため、同じ男性相手に愚痴をこぼした場合、情けないと思われてしまったり「そんなことで?」と言われてしまうのではというためらいが出てしまいます。
そのため女性相手の方が愚痴がこぼしやすくなります。
そんな中、自分がこぼした愚痴の中で、間違いがないか、また第三者としてどう感じるかという意見を求めていることもあります。
単に愚痴をこぼしたいだけじゃなく、人の意見を聞きたがる男性の場合は向上心がある男性。
つまり「こうだった」「こうしたかった」と過去に対して愚痴をこぼすだけではなく、それを踏まえた上で今後どうしていったら良いかを求めているのです。
あなたに意見を求めているということは、少なからず信頼や尊敬をしている証拠です。
あなたがその愚痴から思うこと、アドバイスできることを考えてあげると、男性はもっと前向きになれるかもしれません。
6.愚痴を吐き弱いところを見せてギャップを狙っている
女性に愚痴をこぼす心理として、自らをさらけだすことでギャップを見せてモテを狙っていることも考えられます。
特に普段バリバリと仕事をしている男性に多い心理です。
いつもはカッコイイのに自分と二人だけの時に愚痴を言ってくるという時は、男性がこのような心理なのかもしれません。
バリバリ働いている時には考えられない様な弱いところを見せることで、女性にキュンときてもらいたいと考えているのです。
ギャップ萌えなどの言葉があるように、ギャップはモテにつながります。
それを意識してわざと女性に対して愚痴をこぼす男性もいます。
7.自分の大変さを分かってもらいたいので愚痴をこぼす
愚痴をこぼす人の中には「こんなにも大変な思いをしているんだよ」「自分はこんなに頑張っているんだよ」とアピールしている男性もいます。
例えばあなたとの関係が少し悪くなってきていたり、これまでマメだった連絡ができなくなっている場合などに言い訳として愚痴をこぼすこともあります。
自分の大変さを愚痴をこぼすことから理解してもらい「そんなに大変なら仕方ないね」と女性に受け入れてもらうため。
ケンカになることが面倒くさかったり、あなたとの距離を上手く保ちたいがために、わざわざ愚痴をこぼしているケースもあります。
女性の母性本能を上手く活用した関係のキープ方法とも言えるため、こうした心理で愚痴をこぼす男性は少し計算高さが伺えます。
ただし、中には自分の大変さを分かってもらって理解を求め、距離を置いていても不安にさせないためなどといった配慮ある愚痴の場合もあるでしょう。
8.心配してもらいたいので愚痴をこぼす
愚痴をこぼすことによって「大変なんだね」と心配してくれる女性が多いことを分かっている男性は、女性の気を引きたい時、心配してもらいたい時に愚痴をこぼすこともあります。
彼は愚痴をこぼし大変さをアピールし、女性からかまってもらえることを期待しています。
このような心理で愚痴をこぼす男性の場合は、基本的にそれほど悩んでいたり思い詰めていることはありません。
単純に女性に心配してもらったり、気にかけてもらいたいがためにしている行動であるため、多少オーバーに話していることも考えられます。
愚痴の内容から「そんなに大したことじゃない」と思った場合は、この心理状態を疑ってみましょう。
何度もかまいすぎたり心配しすぎると「この人に言えばいつも相手してくれる」と思われてしまうことがあります。
そのため本当に心配になる相手、心配になる内容の場合にのみ反応してあげるようにしましょう。
9.愚痴を吐き出してスッキリしたい
信頼している相手、家族のように思っている相手には、自分が思っていることを隠すことなく言えたりするものですよね。
その男性がいつもあなたに愚痴をこぼすという場合は、少なくともあなたに信頼がある証拠でし。
そして、その相手にすべてを吐き出して、スッキリしたい気持ちがあるのでしょう。
人は、心の許す場所や人に対しては、素の自分を出すことができるものですよね。
そして、その空間があるからこそ「次頑張ろう」とまたやる気が出てくるものです。
男性にとって、あなたはそんな大事な場所であり、唯一の心の拠り所なのかもしれませんね。
「この人は口が堅い」「この人は何があっても許してくれる」「この人はいつだって味方でいてくれる」といった安心感があなたに対してあり、そこですべてを吐き出すことでリフレッシュしているのでしょう。
居なくてはならない存在であり、素の自分で居られる空間であるあなたが居心地良いと感じているはずです。
これまでと変わらず愚痴を聞いてあげて、彼にリフレッシュさせてあげましょう。
愚痴を女性に吐く男性心理を知ろう
男性が女性に愚痴を吐く時には、なんらかの心理が隠されているものです。
なかなか女性に愚痴や相談はしにくい中、それでもこぼしてきたということは、何かに対して限界を感じている証拠です。
何を求めているのか、どう接してほしいのか、その男性の性格や愚痴のこぼし方から判断し、柔軟に対応してあげると良いでしょう。