男性にはあまのじゃくな性格の人が少なくありません。
これは女性にはあまり見られない、男性に多い性格と言っていいでしょう。
自分の気持ちに素直になれなかったり、人に逆らってばかりいるのが、あまのじゃくな人の特徴です。
では、そういうあまのじゃくな男性はどんな心理を持っているのでしょうか。
1.「素直さ」は男にとってマイナスだと思っているのであまのじゃくでいる
「素直」というのは、人間にとって長所です。
少なくとも女性はそう考えます。
多くの男性も同様でしょう。
しかし、男性の中にはそれを長所とは捉えない人もいるのです。
「素直なことは、女性や子供にとっては長所だけれど、大人の男にとっては必ずしも長所とは言えない。いつでも、何に対しても素直なのは、むしろ男らしくないカッコ悪い属性なのだ」というのが、そうした男性の考え方です。
つまり、「素直であることは、自分にとってマイナス」と考え、あえて素直でない言動をとるわけです。
これは一部の男性特有の考え方ではありますが、まったく的外れというわけでもないでしょう。
女性にとって、あまりにあまのじゃく過ぎる彼氏というのも困りものですが、万事に素直すぎる男性というのも、彼氏にするには物足りないものです。
「あまりに素直すぎるよりは、少々あまのじゃくなところのある男性のほうが魅力的」と感じる女性が少なくないはず。
つまり「素直はカッコ悪い」という一部の男性の判断は、意外に正解なところもあるのです。
周囲からも、そういった素直ではないところが好きだと言われて育つと、男性の考えは確信に変わり、ますますあまのじゃくとなります。
2.素直な言動はテレるのであまのじゃくになる
多くの男性はテレ屋です。
そして、テレ屋であればあるほど、あまのじゃくな言動や行動をします。
特に恋愛に関して、そうした傾向が強まると考えていいでしょう。
つきあっている彼女に対して、強い愛情を抱いていても、それを素直に表現することができません。
よく、小学生ぐらいの男の子が、好きな女の子に対してわざといじわるをしたり、相手が嫌がることをしたりします。
あれがつまり、テレから生まれるあまのじゃくな言動なのです。
多くの男性は、そうした子供のころの体質を、大人になっても残しています。
そのために、大好きな彼女の前でも気持ちを素直に表現することはせず、場合によっては、わざと冷たくすることもあるのです。
3.人に逆らうあまのじゃく行為をするのは、主体性を重んじたいから
ここまでの2つの心理は、いずれも自分の気持ちに素直になれない原因になるものでした。
それとは別に、「人に逆らう」という行動パターンも、あまのじゃくな彼氏には必ず見られます。こちらは「素直さの評価」とは関係ありません。
そこにあるのは「主体性の重視」という心理です。
たとえばつきあっている彼女が「こうしようよ」とか「こうしたいね」と言ったとき、あまのじゃくな性格の男性は「YES」ではなく「NO」と答えるケースが大変多くなります。
本音では「それでもいい」と感じていても、とりあえず「NO」と口にするのです。
それはつまり「男は常に主体性を持って、人とつきあうべき」という心理によるものです。
「人の主張にそのまま従うのは、男のメンツにかかわる」という固定観念が、その根底にあると考えていいでしょう。
あまのじゃくな男性には2パターンある
あまのじゃくな男性には「自分に素直になれない」と「人に逆らう」という2つのパターンの言動があります。
この2つを分けて考えると、彼氏の言動の理由、その裏にある心理を把握しやすくなるでしょう。
もし自分に素直になれないタイプであれば、素直な人が好きだと伝えてみましょう。
そうすると素直でいても良いんだと思い、性格を変えてくれるでしょう。
もし人に逆らうためにあまのじゃくな行為をしているのであれば、彼のメンツをつぶさない程度にやんわりと素直になることをオススメしましょう。