神社に参拝していて「玉串料」という言葉を聞いたことがあるという人はいませんか?ここでは、玉串料とは何かについてご紹介します。
神社等でこの言葉を見た事があるという方も無い方も是非参考にして下さいね。
1.玉串とは
玉串料で使われている玉串ですが、神社で儀式をする時に使われています。
榊の枝に紙垂を付け、垂らしたものが玉串です。
神社の儀式の際に見た事があるという方も多いでしょう。
神様に捧げるものですので、非常に重要なものです。
そしてこの玉串は神様と人を繋げるものだと言われています。
榊が使われる事が多いですが、その土地によって使われている枝は違います。
沖縄ではガジュマルが使われる事もあるそうです。
玉串の由来ですが、日本神話に出てくる天照大神が使用していた事がきっかけではないかという説が有力です。
また、玉串という言葉の由来ですが、様々な説がありはっきりとした答えは分かっていないそうです。
2.初穂料と玉串料の違いについて
玉串料と聞いた時に「初穂料との違いは何?」と悩んだ事がある人は多いです。
初穂料と玉串料は似ていますが違います。
初穂料は、初穂の代わりに神社に納めるお金の事をいいます。
昔はその年の中で一番最初に作られた農作物等が収められていたそうで、それを初穂と呼んでいました。
今はこの初穂の代わりにお金を納めるので初穂料と呼んでいます。
お守りや御札を授かる時はこの初穂料という言葉を使います。
玉串料とは違い、葬儀の際には初穂料は使用しません。
そこに気をつけましょう。
玉串料は、上記の玉串の代わりに納めるお金の事を言います。
結婚式や厄払い、葬儀等の際に使用します。
初穂料とは違い、お守りや御札を授かる時には使わないので注意をしましょう。
初穂料と玉串料は意味が非常に似ているので、どちらか迷った時は神社に参拝をする前に電話等でどちらになるのか聞く事をオススメします。
3.玉串料の収め方
玉串料を納める時はのし袋を使用します。
結婚式や厄払い、葬儀の時等によってのし袋は違いますので、それぞれに相応しいものを選ぶようにしましょう。
水引がある場合は、上の部分に「玉串料」と書き、下の部分に自分の名前を書くのが基本です。
インターネットや本に書き方の見本があるので、分からない場合はそれを参考にしましょう。
文字を書く場合は丁寧に書きましょう。
また、玉串料はそれぞれの神社や目的によって違います。
納める額が分からない場合、大手の神社の場合インターネットのサイトに書いてある事がありますが、そもそもサイトが無い神社もあります。
こういう場合は電話で聞いておくようにするのがベターです。
渡すタイミングですが、神社に参拝をした際に社務所へいき渡すようにしましょう。
また、神社によって社務所が無いというケースもあります。
そういう場合は神主さん等に聞きましょう。
また、事前に電話をした場合は一緒に聞いてみる事をオススメします。
4.神社の参拝の作法
神社は、神様を祀っている神聖な場所です。
ですので、適当に参拝をする事は神様やその神社に対してとても失礼な行為になってしまいます。
神社の参拝の作法ですが、まずは必ず鳥居をくぐるようにしましょう。
鳥居をくぐる際ですが、真ん中は神様の通り道と言われています。
ですので、端をくぐりましょう。
そして、くぐる際は必ず一礼をしましょう。
次に手水舎で手を清めます。
神社の多くはこの手水舎がありますので、神様に参拝をする前に清める事を忘れないようにしましょう。
そして神様に参拝をする時はお賽銭を静かに賽銭箱に入れ、自分が参拝をした事を伝えるために鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼をします。
この二拍手の後で神様に対して感謝をし、自分の決意を伝えます。
他にも作法は色々なものがあります。
分からない事があれば参拝をする前に調べておきましょう。
玉串料とは何かを知ろう
玉串料についてご紹介しました。
玉串料とは、玉串の代わりに神様に納めるお金の事を言います。
初穂料と似ていますが違いますので気をつけましょう。
また、玉串料でも初穂料でもどちらでもいいケースもありますので、分からない場合は事前に失礼な事にならないように調べておく事がベターです。