叶えたい願いがあるときや、厄を払って欲しいときに頼もしい味方になってくれるパワーストーン。
でも、願いが叶ったり、割れてしまったりした場合にはどうすればいいのでしょうか。
正しいパワーストーンの処分の方法というのはあるのでしょうか?
1.自然に戻す
まず、最初に思いつくのが「自然に戻す」という方法です。
パワーストーンは天然の石です。
そのため、自然の中に戻してあげるのが最もナチュラルな方法と考えられます。
ただし、その場合にはいくつかの注意点があります。
まず、パワーストーンを購入する場合には、指輪やネックレスなどの形になっていることが多いでしょう。
自然に戻すときには、石以外の部分は取り外しましょう。
中にゴムが通してあり手首にはめるタイプのものなどはしっかりゴムを切ってから処分するようにしましょう。
また、近くの川や海などに捨てるのがいいと思うかもしれませんが、これは魚や水生生物などが飲み込んでしまうという可能性もあるので避けたほうがよさそうです。
パワーストーンは石なので、できるだけ土に埋めたほうがいいでしょう。
ただし、土に埋める場合にも、他人の敷地や近所の公園など公共の場所に埋めた場合には違法行為に問われる場合があります。
法律的には自分が所有している土地(自宅の庭など)に埋めるのがもっとも正しい方法です。
2.燃えないごみとして処理する
しかし、自宅といってもマンションやアパートに住んでいる場合には、庭がないというケースも多いでしょう。
その場合には、ごみとして処理することもできます。
たいていの自治体など、石は燃えないごみとして処理していますが、ごくまれにアクセサリー類に関して例外などもあるため、近くの公共機関で確認するとよいでしょう。
でも、長い間お世話になったパワーストーンをあっさりとゴミに出してしまうのはなんだか気が咎めるという人もいるでしょう。
その場合は、ゴミに出す前にしっかりと浄化してあげましょう。
浄化の方法には、水や塩、日光、月光などがありますので、それぞれの石に合った浄化の方法を用いましょう。
パワーストーンを浄化するということは、元の状態に戻すということ。
しっかり浄化を行い、今までの感謝を伝えて、新しい白い布や紙などに包んで処理するとよいでしょう。
3.専門店に任せる
そうはいっても、自分のことを守ってくれたパワーストーンをゴミに出してしまうというのも抵抗のあるものです。
パワーストーンを専門店に扱うお店の中には、処分を引き受けてくれるお店もあります。
専門家にお任せすれば、気が咎めることもありません。
パワーストーン専門店以外にも、神社やお寺などでパワーストーン供養を引き受けてくれているところもあります。
こちらは預かってまとまった数になったらまとめて供養するところと、目の前で供養してくれるところなどがありますので、近くの神社やお寺などで相談するか、供養を引き受けてくれるところを探してみるとよいでしょう。
ただし、専門店にしろ、神社やお寺での供養にしろ、有料となることが多いということは覚えて置いたほうがよいでしょう。
4.オークションなどで売却する
傷や割れなどの状態がなければ、パワーストーンをネットオークションなどを通じて売却するという方法もあります。
これなら送料のほかにお金はかかりません。
ただし、この方法を取る場合には、石をしっかり浄化することが必要です。
今まで願いを受け止めたり、悪いものから守ってくれたパワーストーンには、それまで使っていた人の念や波動がこもっています。
そのため、正しく浄化を行わず他人に使われてしまったときには、相手にも自分にも思いもかけない影響があります。
5.手元に残しておく
無料で、心が痛まない方法としては、捨てずに残しておくという方法もあります。
そもそもパワーストーンは、巨大な水晶クラスタなどではないかぎり、それほど大きく場所を取るものではないことが多いものです。
捨てるという行為には、精神的に新しいスタートを迎えたかったリ、これまでの自分とさよならするという意味合いのほうが強いはず。
捨てたつもりになって、普段は目につかないところにしまっておくという処分の方法もあります。
この方法を取る場合にも、浄化はしっかりと行いましょう。
中途半端に思いがこもっていると捨てたことにはなりませんので、これまでの感謝と伝えながらしっかりと丁寧に浄化しましょう。
それが終わったら、処分したいパワーストーンを新しい布や紙に包みます。
複数の場合には別々に包み、少し大きな袋や箱にいれましょう。
そのときには、水晶なども一緒に入れておくとよいでしょう。
6.神社やお寺で供養してもらう
石に「ありがとう」の気持ちを込めて、神社やお寺にお焚き上げに出すという方法もあります。
お焚き上げは、神棚や仏壇、人形など想いのこもった品物を炎によって浄化するというものですが、すべての神社やお寺でパワーストーンを受け付けているわけではありません。
お守りやお札と違って、石の場合は燃え残ってしまうことがあるので、パワーストーンを納めることができるかどうか、あらかじめ問い合わせておくことが必要です。
神社やお寺に納める際には、初穂料やお布施を準備する必要がありますので、金額についても確認しておきましょう。
7.必要な人にプレゼントする
パワーストーンには、人の想いや願いなどの念がこもりやすいので、自分が使っていたものを人にプレゼントするのは、あまりオススメできる方法ではありません。
しかし、願いが叶ったり、物事が上手くいくようになったなど、自分にとってプラスの力が働いたので、大切なあの人の力にもなってほしい。
と贈ることもあります。
その場合、十分な浄化作業をしてから贈るようにします。
また、石の意味と相手の願いが合っているかも重要なポイントです。
仕事で成功を収めたいと願っている人に恋愛のお守りを渡しても、効果が発揮されないからです。
パワーストーンは丁寧に処分しよう
今回はパワーストーンの処分の方法についてご紹介しました。
どの方法で処分するにしろ、大切なのはきちんと浄化を行うことと、これまでの感謝の気持ちを持つことです。
自分で納得できる処分の方法を見つけて、新しいスタートを切ることができればいいですね。