同じパワーストーンの石でも、値段の違いがあるのを知ってますか。
その違いは、何なのでしょうか。
今回はそんなパワーストーンの価格の違いについてご紹介します。
1.希少性と品質、そして産地
パワーストーンの値段の差には、希少性の違いがあります。
あまり見つからない、数が少ない。
そんな場合は、パワーストーンに限らず、値段は高くなります。
パワーストーンは、天然石ですから、ダイヤモンドやルビーみたいな宝石と同じに、自然が作り出した鉱物です。
全てが数に限りがあり、人気あるものは、値段が高くなるのは仕方ありません。
また、品質も関係してきます。
不純物があるものより、不純物がない物の方が価値が上がり、高くなります。
天然で純正なものは、やはり人気がありますし、数も少ないです。
産地も価格に大きな影響を与えます。
実は産地の違いでは、2通りの考え方があります。
1つは産地がパワースポットか、という点です。
例えば水晶は中国産もかなり出回ってますが、ヒマラヤ産の水晶の方がパワーがあるとされています。
すると自然とヒマラヤ産が欲しい人が増え、値段が上がります。
他のパワーストーンも同じ意味合いのものもあります。
2つ目は、品質による産地の違いになります。
そのパワーストーンがどこで取れた物かにより、品質が良い、悪いに分類されます。
そうするとやはり、同じパワーストーンでも、値段の差が出てくるというわけです。
2.店舗による値段の違い
昨今、たくさんのパワーストーンを置いてある店が増えています。
どこの店で買ったらいいのか、迷いますよね。
まず、異常に高いお店は怪しいので避けるべきですが、この店舗の大きさ、従業員の人数、立地条件なども、値段の違いを生んでいます。
お店も人件費や店舗代金を支払わなければなりません。
そのために必要な儲けをしなければ、経営が成り立ちません。
それに比べ、店舗にあまりお金がかからなければ、安く売っても経営は成り立ちます。
ですから、同じパワーストーンを売るにも、値段の差が生じてくるわけです。
また、店舗以外で通販のパワーストーンのお店があります。
こちらは、店舗の維持費はかかりませんが、掲載する場所や宣伝内容など難しい部分もあります。
しかし、店舗よりは、安い価格値段で販売をしてる所が多くなります。
信頼出来る通販ショップを見つけるのも良いかも知れません。
3.仕入れ業者の違い
店舗の経営者により、仕入れ先の業者が違います。
ここの経営者は、現地から安く仕入れられるとか、多くの仕入れ先を知っているとか、この店は、中国の原産地から仕入れてくるので、中国で取れるパワーストーンには強いとかの特色が現れてたりします。
そのため、同じパワーストーン店でも値段や種類の違いが出てきます。
つまり、この店のメノウは良いが、ラピスラズリならあちらの店の方が良いとなったりするわけです。
原産地を記名してくれるお店もありますから、どのパワーストーンがどこの産地のものが良いかなどの知識があると、買う店や買う石を選びやすくなりますね。
4.パワーストーンには、本物と偽物がある
実は、パワーストーンには、本物と偽物があります。
本物はそのままの天然で出来た石ですが、偽物は、本物に似せて加工された物です。
本物と偽物では、もちろん本物の方が高い値段です。
しかし、見ただけではその区別がつきません。
偽物を作りやすいパワーストーンは下記のようなものがあります。
▪ラピスラズリ→マグネサイトやハウライトに着色をしてラピスラズリとして売る。
▪ブラックオニキス→天然のオニキスは灰色をしているのですが、硫酸で科学反応を起こすと黒くなる。
ブラックオニキスはほとんど加工してあります。
▪シトリン→低品質のアメジストを熱処理や放射線照射することで、黄色に変色させて人工のシトリンを作り出す。
▪レッドタイガーアイ→タイガーアイを熱処理してレッドタイガーアイを作り出す。
▪スモーキークォーツ→透明水晶にガンマ線を放射して着色する。本物は、希少価値が高く、ほとんど流通してません。
▪黒ルチル→トルマリンの繊維が混入したもので、ほとんど金ルチル以外は加工された物である。
▪水晶→天然の悪い水晶から、不純物を取り除き、透明な良い部分だけ再度硬めて加工したものがある。
専門家でも見分けるのが難しい程、加工技術が進んでいるのが現実です。
パワーストーンの価格の違いを知ろう
このような理由で、パワーストーンの値段には違いがあります。
買う側が、本当に欲しいパワーストーンを購入するためには、信頼のあるお店を見極める事が大切です。
また、パワーストーンにはSSS、AAA、AAなどの品質のマークを見かけることがあります。
しかし、このマークは統一された品質を示すものではありません。
お店や経営者個人が、それぞれの基準で付けたものですので、勘違いしないようにしましょう。