夢の内容は、自分の現実の中で抱いている不安や悩みといった深層心理から決まってくることが多く、無意識に感じている感情を表していることもあります。
今回は「誰かを怒る夢」を見た場合に意味することや深層心理について場面別にご紹介します。
怒る夢を見たら、あなたは無意識にこんな感情を抱いているのかもしれません。
1.好きな人を怒る夢の意味【夢占い】
あなたに好きな人がいて、その人を怒る夢を見た場合は、相手に対する不満が隠されています。
例えば「もっと私を見てよ」「誤解しないで」「こんなに好きなのに」という深層心理が隠されているということです。
あなたが一生懸命好きな人を見ているのに、相手が振り向いてくれない、気付いてくれないという不満が怒りとなり、好きな人を怒る夢となって表れています。
なかなか進展しない恋に、自分自身イライラしているのかもしれませんね。
鈍感な彼に対しては、今以上のアプローチや接し方が必要になり、不満を自身で解消する必要があるでしょう。
2.恋人に対して怒る夢の意味【夢占い】
怒る相手が付き合っている恋人の場合は、基本的に吉夢です。
最近現実で、彼とケンカしたり言い合いになったことはないでしょうか。
その記憶がそのまま夢に表れ、恋人に対して怒る夢を見てしまった可能性があります。
ただこの場合は、今後仲が良くなったり関係がさらに深まることを意味し、二人の関係が危うくなるという訳ではありません。
また怒りの感情を夢の中で発散出来ていることもあり、恋人同士の不満や不安を夢で解消し取り除いてくれている効果も見られるもの。
これから関係が悪くなるという意味ではなく、むしろ関係が良くなることを意味しています。
3.誰かを怒鳴っている夢の意味【夢占い】
「怒る」と言っても、怒りの感情が爆発したような「怒鳴り」もありますよね。
誰かに対して過度に怒っている、あるいはヒステリックに怒鳴っているという自分を夢で見た場合は、あなたの中で強い不安を感じていることが考えられます。
例えば先にある予定に対して強い不安を感じながら毎日を過ごしている、解決しない問題を抱えていて不安を感じているなど、不安が強く、また長期に渡って感じていると、夢に「怒鳴る」という形で表れてきます。
今あなたに必要なのは、不安となっている原因や理由を探り、解消することです。
「どうしよう」という感情が募り、ぶつけどころがないモヤモヤした感情が爆発し、怒鳴っている自分を見てしまったのです。
何に不安を感じているのか、何を抱えているのかを今一度自身と向き合うことが必要かもしれませんね。
4.しつこいくらいに怒る夢の意味【夢占い】
まるで相手に説教しているかのように怒る夢を見た人は、相手に「納得してほしい」「理解してほしい」という期待や願望が込められています。
何も言い返してこない相手に対して何度も怒り、しつこいくらい怒り説教する様子は「分かってよ」という自分の願いが反映されているのです。
もしかしたら現実では、あなたは何も言えないでいたり、思うように相手に伝えられていなかったりと、言いたいことをため込んでいるのではないでしょうか。
しかし自分の中では「そうじゃないのに」「そういうことを言ってるんじゃないのに」と不満を抱き、どんどんと思いとは裏腹の現実が進んでいく状況。
思っていることがあれば、遠回しにでも良いので相手に伝えることが必要です。
違うなら違うと一言言うだけでも、自分の不満は溜まりにくいものです。
しつこいくらい怒る自分がいたら、相手に分かってほしいもどかしさが隠されていると考えましょう。
5.目覚めても怒っている場合
夢で見る内容は現実とかけ離れていることが多く、起きた時に「嫌な夢見たな」「なんだ、夢だったのか」と安堵することがありますよね。
ただ中には夢の内容を引きずってしまい、怒りの感情を持ちながら目覚めてしまう人もいます。
「もっとイライラしてきた」「どこに怒りをぶつければいいのか」と、夢を引きずって怒りの感情を持ち続けていたら、現実世界でも注意が必要となります。
あなたの中の不満や怒りの感情が強く、リセットできない状態にまで達していることが考えられ、現実と夢とが区別できなくなっている状態です。
あなたに今必要なのは、ストレス解消すること、現実から逃れること、気分を変えることです。
夢にまで現実世界の感情を持ち込んでいるということは、それだけ脳内は怒りの感情で占めているということ。
目覚めが悪い、目覚めても怒っている自分がいたら、すぐにでもリフレッシュが必要と言えるでしょう。
怒る夢の意味を知ろう
怒る夢を見た後は後味が悪いものですよね。
ただ夢の状況や怒る相手によっては、それが吉夢であることも考えられます。
注意が必要なのは、怒りや不満、不安をため込んで、その思いを夢にまで引きずっているケースです。
夢は夢だと割り切れない感情を持っていたら、今すぐストレスを発散するようにしましょう。