今までラフに敬語を使わず話していたのに、突然口調が変わってしまったら少々面食らってしまいますよね。
急に敬語で話す男性の心理には、どういう気持ちが隠されているのでしょうか。
それが分かれば、もっと「男心」を掴むことができるようになるはずです。
1.二人の関係を疎遠にしたいので敬語で話す
急に敬語で話す男性の心理で見過ごせないものもあります。
それは、その男性はあなたとの関係を「疎遠」にしたいと考えている場合です。
敬語を話すことによって「自分達は親しい間柄ではない」ということをアピールしたいのです。
敬語というのは相手を敬う言葉であるのと同時に、いささか距離感を感じさせる言葉遣いです。
丁寧な言葉ではありますが「親しい相手」には使わなかったりします。
今までフレンドリーな言葉遣いだったのに急に敬語で話すようになったら、それは男性の「距離感を出したい」という気持ちがそうさせているのでしょう。
寂しいことではありますが、そういう時に無理にこちらが「タメ語」で話そうとしても、ますますすれ違ってしまい男性はどんどん距離を置こうとします。
そういう時には無理に距離を縮めようとするのではなく、相手に合わせて、こちらも言葉を選んだ方が無難だと言えるでしょう。
2.実は「自分よりも立場が上だ」ということを理解してしまったので敬語で話す
急に敬語で話す男性の心理にあるもの、それは意外なものもあります。
実は「相手の方が自分よりも立場が上」ということを理解したというものです。
今までは気軽に話していたのに、そういう言葉遣いは適正ではなかったと、気が付いてしまったのでしょう。
男性は、同性である男性に対してよりも、女性に対して軽口をたたいたり気楽に会話をする傾向があります。
相手の立場が分からないような時、男性の場合はライバルであったり上司の可能性もあります。
しかし女性は、かなりの確率で「自分よりも立場が下」となることが多く、そういう気安さがあって、つい敬語ではなく友達見たいに普通に話そうとしてしまいます。
そして後から「実は自分よりも役職が上だった」とか「取引先の重要なクライアントだった」なんてことが分かってしまうことがあります。
今までは知らなかったからフレンドリーに話していましたが、さすがに相手の方が立場が上と分かった以上、今までと同じように話すのはまずいと思ってしまったのでしょう。
それで慌てて敬語に切り替えようとしています。
今までと同じでいいのにそう思っても、男性にとってはそうはいかない場合もあります。
実はこちらの方が立場が上だと分かってしまった時、男性は急に敬語で話すようになるのでしょう。
3.男性自身が悩みを抱えていて「自分を変えたい」と思っているので敬語で話す
急に敬語で話す男性の心理、それは「自分を変えたい」という思いが潜んでいることがあります。
もしかしたら彼自身が悩みを抱えていて、今の自分から「脱皮したい」と考えているのかもしれませんね。
何かトラブルがあったり、物事がうまく進まないような時は、誰でも姿勢を伸ばして小さなことから大切にしたいと思ってしまいます。
そうすることで運気を良い方向へ変えていくことができるような気がして、それで色々なことを整えようとするのでしょう。
敬語を使うということは、そのこと自体はとても良いことです。
相手を尊重していることにつながりますし、周りで聞いている方も聞きやすいと思うはずです。
「敬語なんて何だか寂しい」と感じてしまうかもしれませんが、それで相手の男性が満足するなら、敬語を使って話すことに付き合ってあげましょう。
急に敬語で話すようになっても、相手の態度が変わっていないなら、こちらに何か問題があったわけではありません。
きっと彼は「何かを変えたい」と思っていて、それでまずは言葉遣いからチェンジしているだけです。
4.周囲に「敬語で話した方がいい」とアドバイスをもらった
急に敬語で話す男性の心理には、周りの人の意見に従っているというものもあります。
もしかしたら周囲の人に「敬語で話した方がいい」と、アドバイスされてしまった可能性があります。
その男性との関係がどういうものかで、敬語と使うのがベターかどうかも変わってきます。
例えば職場の同僚同士なら、それほど言葉遣いに気を使う必要はないとも言えます。
しかし、外部の人に目のつくポジションの場合、同僚同士であっても敬語を使った方がいいとも言えます。
習い事やサークルのスタッフと利用者の場合、あまり友達言葉でばかり話していると「あの二人は親密な関係かもしれない」と誤解を招いてしまうこともあります。
そういう時、周りの別のスタッフや上司から、男性は敬語とを使うように指示されていることもあり得ます。
もしかしたら彼の態度が「馴れ馴れしい」という風に感じさせてしまったのでしょう。
急に敬語で話されたとしても、だからといって相手がこちらを嫌っているというわけではありません。
ただ、その人の立ち位置次第では、敬語で話すことを促されたりするので、そのアドバイスに従っているだけです。
5.気を引くために敬語で話した
対等の立場だったり、あなたと男性の関係が長く続き、単なる仲の良い友達という状況になってしまうと、男性があなたに好意があってもなかなか進展が望めなくなってしまいます。
男性の中ではあなたのことを意識しているのに、これまでの関係性が邪魔をしてあなたに意識してもらえない場合、あえて敬語を使って「急にどうしたの?」と、あなたの気を引こうとすることもあります。
実際、仲の良い友達から急に敬語を使われたら「何かしたかな?」「急によそよそしくなったけどどうしたのかな?」と、相手のことを心配したり気になったりするものですよね。
男性はあえてそれを狙って、敬語を急に使い始めたのかもしれません。
「どうしたのかな?」と思わせることによって、あなたから連絡が来るのを待ったり、もっと関わってもらおうとしている可能性があります。
こうした男性の場合は、敬語を使っていたとしても、その後また元通りになることが多く、そこまで「悪いことしたかな?」とマイナスに考える必要はありません。
あくまで男性の中での駆け引きであって、あなたの注意を引こうとしているだけです。
敬語を使われるようになったからといって、仲の良い関係がまだ続いている場合は、さほど気にする必要はないでしょう。
6.あなたに対して怒っていることがあるので敬語で話している
あなたが原因となるケンカやすれ違いが最近なかったかを、まず考えてみてください。
悪気なく言った言葉が相手を傷つけていたり、冗談のつもりで言ったことを相手は真に受けていたりと、お互いの解釈の違いや受け取り方に違いがある場合、あなたは何もないと思っていても相手からしたら頭に来ることかもしれません。
かといって、誰でもストレートに「今の発言撤回して」とか「今の言葉傷ついた」と言える訳ではありませんよね。
その場は笑って聞き流したかもしれませんが、男性の中では引っかかり、根に持っている状態だとしたら、急に敬語になることもおかしくはないですよね。
敬語になる直前の出来事を思い浮かべてください。
何かひどいことを言ったり、悪い態度をとったことはないでしょうか。
「あのことかな?」と思い当たる節がある場合は、素直に「そんなつもりなかった」「ごめんね」と謝ることが大切でしょう。
気を遣わない関係は、信頼関係ができている上に絆が深く素晴らしいものですが、時にいきすぎたことを言ったり、無意識に相手を傷つけてしまうことがあります。
発言や行動には十分気を付けて、誤解を与えた場合は謝罪するようにしましょう。
7.隠し事ややましいことがあるので敬語で話す
あなたに対して、隠し事ややましいことができた場合も、敬語になってしまうというケースがあります。
例えばあなたとその男性が男女の関係で、男性があなたに内緒で合コンに行っていたとしましょう。
あなたのことを好きであるものの、友達の誘いを断れなかった彼は、当然あなたに対して罪悪感を持ちますよね。
その「申し訳ないな…」という気持ちが、敬語という言葉に出ていることが考えられます。
急に敬語になった場合、逆に「何かあった?」とストレートに聞いてみると、彼は動揺する姿を見せるかもしれません。
「何か隠してることあるの?」「私に悪いことでもしたの?」と聞いてみることで、悪気がなく申し訳ない気持ちになっている彼は、正直にすべてを話してくれることも考えられます。
8.どのように話していたか忘れてしまい敬語になっている
例えばあなたとその男性が疎遠気味になっていて急に連絡をとるようになった場合などの心理です。
関わりは以前からあったものの今ではほとんどなくなり、久しぶりに交流を持った場合に、どのようにあなたと接していたのかを単純に忘れてしまい初心のつもりで敬語を使う場合もあります。
その男性があなたの友達の元カレであったり、前の職場の人だったりと、そこまで近い関係性ではない時、その人とどのように話していたかうっすらしか記憶にないこともありますよね。
「あの時確か仲が良かったはずだけど、敬語だったかな?」と、自身で記憶が曖昧な場合、相手に失礼がないようにと敬語で話しています。
この場合は、あなたとまた交流しだし、徐々に昔の関係を思い出してきたら、また前のようにフレンドリーに話すことができるでしょう。
咄嗟に出てきたのが敬語であって、単純にあなたとの関係性を思い出せないでいるパターンもあるでしょう。
急に敬語で話す男性の心理を知ろう
急に敬語で話す男性の心理それはこちらではなかなか把握することは難しいかもしれません。
しかし、その男性は少しでも現状を良くしていきたいという思いを持っているはずです。
言葉遣いが変わったことにばかりとらわれるのではなく、相手の本当の気持ちを見つめるようにするのがポイントです。
そうすれば、二人の関係はもっとより良いものに変化していくはずです。