1.夢において教室は「義務」の象徴
教室という場所にはいろいろな意味が込められていますが、特に強いのが「義務」です。
多くの人にとって教室という場所は自ら望んで通った場所ではありません。
教室とはある年齢になったら強制的に通わなければいけない場所であり、人生で初めて与えられた強い義務という意味合いを持っています。
好き嫌いにかかわらず義務として通わなければいけなかったのが、学校であり、教室です。
ズル休みをすれば怒られ、気分が乗らなくても登校しなければいけなかった教室という場所は、個人の意志や思惑を超えた義務を強く象徴しています。
教室の夢を見るということは、今現在あなたが何かの義務を強く背負っているということを意味します。
社会的義務や道義的義務、友情からくる義務など義務にもいろいろありますが、自分にのしかかっている義務の重さが教室という形で夢に現れているのです。
義務というのは心に重くのしかかるストレス源でもありますが、ひとりの人間として果たさなければいけない責任でもあります。
教室が夢に表れるということは、義務を果たさなければいけないという前向きな気持ちの表れであるとも言えます。
夢の中の教室で楽しいことが起きていれば無意識のうちに義務をポジティブに捉えていますが、反対に嫌なことが起きる場合は義務をネガティブに思っているという証拠です。