大きな口と鋭く尖った歯と、獰猛なイメージのあるサメ。
もし夢の中でサメに襲われたら、その夢にはどのような意味や暗示があるのでしょうか。
今回はサメに襲われる夢が示すことについてご紹介します。
1.大きな危険の前兆
夢の中で出会うサメは、危険を象徴しています。
じっとやり過ごすことができればいいのですが、そのサメに襲われてしまうということは、危険が現実になることを示しています。
特にサメが示している危険は、肉体的なものというよりも、メンタル面の危険。
仕事や人間関係のストレスや悩み事などを抱え込んでいたり、大きなプレッシャーを抱えている場合には、サメはそれらのものを象徴します。
もしサメに襲われた夢を見た場合には、たまりにたまったメンタル面でのトラブルが吹き出しかけている前兆かもしれません。
サメに襲われる夢は、これ以上ガマンしたり、耐えたりすると取り返しのつかないことになるということを示しています。
もし夢の中でサメから逃げることができた場合には、その危険から回避できたり、突破口が見つかるといった暗示にもなりますが、逃げられなかった場合にはメンタル面での休息が必要だと言えるでしょう。
2.サメの数が多い場合は?
夢の中でサメに襲われた場合には、サメの大きさや数も重要なポイントになります。
もしサメが巨大なサイズだった場合には、自分の心の中に占める心配事の大きさが抱えきれないものであることを示しています。
その場合には、自分だけでなんとかしようと思ったり、一人で抱え込んだりせずに、周囲に助けを求めることが必要です。
また、サメが一匹ではなく、複数のサメがいた場合には、ストレスの原因が複数である可能性があります。
一つだけなら対処できることであっても、数が多ければ対処することも難しくなってしまいます。
その場合には、仕事の量を減らしたり、無理を続けることなく、できるだけストレスを減らす方向に生活を変化させるべきだということを示しています。
3.サメに襲われたその後は?
もしサメに襲われた場合には、自分の中のストレスが大きくなっていることを示していますが、問題はその後です。
サメに襲われて逃げている場合には、ストレスや悩み事によって精神的なダメージを受けていることを示しています。
また、逃げ切った場合には心配事の終わりが近づいていることを示していますが、なかなか逃げ切れない場合や、逃げても逃げても追いかけてくるといった場合には、そのストレスが非常に大きなものであることを暗示しています。
また、その結果サメにかみつかれたり、食べられてしまった場合は、心がSOSのサインを発している証拠です。
このままではいけないということが分かっていながら、その状態から脱出できない現状を示しているので、早急に気分転換の方法を見つけなければ大変なことになってしまいます。
一方、サメに襲われても反撃したり、戦ったりする夢は、自分がそのストレスや悩み事と立ち向かおうという暗示になります。
また、サメと戦う夢には、自分の中にそのためのエネルギーが残っているという証にもなるため、慎重になりつつも、トラブルに対して真正面から立ち向かうことができるといえそうです。
もしサメと戦った結果、サメを殺したり、サメを倒したりする夢を見た場合、自分が置かれている危機的な状況から脱出できたり、危機を乗り越えて前進できるという暗示になります。
大変な状況が続くことには変わりありませんが、それもクリアでき、さらに状況がよい方向に変わっていくという暗示になるため、サメに襲われる夢の中では吉夢といって良いでしょう。
4.自分以外の人がサメに襲われていたら?
もし夢の中で、自分ではなく他人がサメに襲われているなら、それはどのような意味を持つのでしょうか。
ここにはふたつの意味があり、ひとつは自分の力が足りないことを恥ずかしく思っていたり、無念に思っていたりする暗示になります。
さらに襲われている相手が親しい友人だったり家族だったりした場合には、もっと努力しなければと思っている証しになります。
他人がサメに襲われる夢の二つ目の暗示は、自分自身に人間関係のトラブルが迫っているということになります。
サメは自分のストレスを象徴するとともに、自分の力ではどうしようもない強い力の象徴でもあります。
そのため、他人がサメに襲われているという場合には、自分が原因ではない人間関係のトラブルに巻き込まれて苦労したり、自分では望んでいない異動や配置転換の前触れになることもあります。
その場合には、自分の努力ではどうしようもないことを自覚して、どのようなことが起きてもダメージを最小限に抑えることができるように準備をしておいたほうがいいでしょう。
サメに襲われる夢の意味を知ろう
サメに襲われる夢はほとんどが凶夢ということができそうですが、それは身体と心が助けを求めている証拠です。
頑張りすぎることなく、逃げたり休んだりしながら、次の好機のための準備期間だと割り切って、自分の身を守ることを優先して考えたほうがよさそうです。