3.脳が生活に役立つ活動をするため夢を見る
科学の世界では夢は脳の情報処理のノイズと位置付けられることがあります。
脳は膨大な量の記憶を情報処理しています。
脳はこの記憶は大事に取っておこうとか、この記憶は忘れてしまって大丈夫とまるで脳のタンスの奥にしまってしまうような作業をしているんですね。
その情報処理の際にノイズが発生し、それが夢となってでてくるとされています。
なので、夢の中ではいろいろな情報がバラバラに出てきますよね。
自分が夢の中で空を飛んでいたと思ったのに、次の場面ではトイレを探しているなどと夢は支離滅裂な場合が多いですよね。
しかし、脳の情報処理という観点からは、脳が理路整然としたドラマのようなしっかりとした構成になっていないほうが正しく情報処理を行えたということになります。
それから、めちゃくちゃな情報が入り乱れている夢は朝起きたあなたを疲れさせるかもしれませんが、脳はそのほうが疲れが取れるとも言われています。
情報が入り乱れた夢をたくさん見た時は脳が休息できて、正しく情報処理を行えたんだなあと思ってくださいね。
それから、夢を見ることで実生活のシミュレーションをすることができます。
明日は仕事で大事なミーティングあり発表しなくてはいけないという場合に夢の中でその発表をすることがあります。
それから取引先の人との約束がある場合も夢の中で一足先に取引先の人に会うなどです。
夢を見ることで現実の生活のトレーニングをすることがあるんですね。
夢はその他にもあなたの想像力を高めてくれるとも言われています。
クリエイティブな仕事をしている人は眠りをおろそかにせず、しっかりと睡眠をとって夢を見るのがオススメです。