お守りには色んな種類ありますが、一度にたくさん持ってても効果ってあるのでしょうか。
それぞれ別々の神様が宿っているということは、複数持つことでケンカをすることもあるのでしょうか。
そのようにお守りを複数持つことに対して疑問や抵抗を持つ方も多くいます。
そこでここでは、こうした複数のお守りを持つことについての疑問について解説します。
1.お守りを複数持つことに問題はない
学業成就や恋愛成就、安産祈願、交通安全など、どんな神様が祀られているかは神社によって異なります。
お守りに込める願い事も人によって違います。
恋愛の神様なら恋愛祈願、学業の神様なら学業祈願のお守りが欲しくなりますよね。
せっかく来たから記念に一つ、なんて、お土産代わりにお守りをいただいて帰るなんて人もいるでしょう。
そうしているうちに、気づけば鞄には大量のお守りがぶらさがっている…。
そのような人も多いと思います。
お守りの効果があるのは1年くらいと言われていて、1年経つと神社やお寺に持っていきお焚き上げ供養をしていただくことになります。
とはいえ、お守りを持っていい数は1年に1個だけ、などという決まり事はありません。
実際、いくつかのお守りをまとめてお焚き上げ供養に出すという人も多いです。
つまり、一度に持っていていいお守りの数は、結論を言うと特に決まってはいないということになります。
そのため安心して複数のお守りを持ちましょう。
2.お守りを複数持つことで神様同士がケンカすることはない
お守りを何個も持っているということは、たくさんの神様の分身を常に身につけているということになります。
お守りは神様や仏様の力が宿った分身と言われています。
それって、神様どうしの力がケンカしてしまったり、お守りの効果が弱まってしまうことなるのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
お守りをいくつ持っていようと、神様がケンカしてしまうということはありません。
なぜなら、日本の神様はもともと八百万に宿っているものだからです。
それぞれの神様が自分の担当のものを守っている神様なので、同時に持っているからといってケンカなどする必要がないのです。
そもそも、願い事によって持ちたいお守りの種類も変わってきます。
交通安全を願いながら合格祈願したって、なんの問題もありません。
一度にいくつもの願いを叶えてもらおうなんて、人間の強欲さがにじみ出ている気もします。
でも、日本の八百万の神様たちはそんな小さなことは気にしたりしないのです。
3.お守りを複数持つ時の注意点
そうとわかれば、お願い事の数だけお守りを身につけて、神様の御加護をたくさん受けさせていただきましょう。
でも、ただ身につけるだけで本当に神様は願いを叶えてくれるのでしょうか?いいえ、ただ持っているだけではいけません。
お守りから神様の御加護を受けるには、大切にしなければならないことがあります。
それは神様に対する気持ちです。
特にありがたい御加護に対する「感謝の気持ち」、そして「強く信じる心」。
神様はいつでも私たちのことをお守り下さっています。
お守りは神様の分身なので、常に持ち歩くことで神様をより身近に感じることができ、災いから守っていただいているという強い気持ちを持つことができます。
「いつもお守りいただきありがとうございます」という気持ちを込めて、大切に扱う必要があります。
また、お守りを持っているから大丈夫、と「強く信じる気持ち」も重要です。
根拠のない自信を持てとは言いませんが、例えば試験の日には「今日はお守りを持っているから、自分の力を最大限に発揮できるはず」と強い心を持つことができます。
自分を信じるということは、お守りくださっている神様のことも信じるということになります。
お守りをたくさん持ち歩いていると、ひとつひとつな対する気持ちが弱くなってしまうこともあります。
ですが、常に神様とともにあるのだということを忘れずに、常に感謝し、信じることで、初めてお守りの効果を得ることができます。
4.お守りの効果高めるための使い方
お守りは常に持っておくことが大切なので、神社やお寺でいただいて終わりではありません。
くれぐれも、鞄の底で荷物の下敷きになっていたり、机の引き出しにしまい忘れて数年後に出てきた…なんてことはないようにしたいものです。
ひとつひとつのお守りにしっかり思いを込めるためにも、そのお守りに対する願い事に関係のあるものと一緒に持ち歩くのがよいでしょう。
恋愛祈願や縁結びなら携帯やスマホに、学業成就なら筆箱やノートに挟む、交通安全なら車や自転車の鍵と一緒に…など、いつも目に入るものと一緒に持っていれば気引き締まるものです。
必ずと決まっているわけではなく、これも重要なのは大切に丁寧に扱い感謝する心です。
時間が経つと、見慣れすぎてただのキーホルダーのような当たり前の存在になってしまいがちですが、願いが叶いそのお守りのお役目を終えるまでは大切扱いましょう。
大切にしながらお守りを複数持ってみよう
お守りをたくさん持つことは、決して悪いことではありません。
むしろ、神様に対する信心深い気持ち、神の力を借りて願いを叶えようとする強い心はとてもすばらしいものです。
大切なのは神様を敬い感謝する気待ち、信じる心。
あなたの願いや祈りもたくさん、叶うといいですね。