お守りを持っていると、神様がそばにいて守っていてくれるような気になります。
小さいですが、お守りのパワーというのは大きく、安心できます。
ただ、お守りの中がどうなっているのか気になっても、決して開けてはいけません。
その理由を知っておけば、きっと「なるほど」と思えて、気持ちを納得させることができるでしょう。
1.お守りを開けてしまうことは神様に対して失礼だから
お守りを開けてはいけない理由は色々あります。
そしてその中でも最も重要なのは、お守りを開けて中を覗いてしまうことは、神様に対して失礼にあたるということです。
お守りの中身は、通常木札と言われる小さな木の板で、神様や仏様の名前を墨書きした紙が入っています。
この木の板こそ、神様とつ奈がっていると考えられています。
いわば神様そのものでもあると言えるでしょう。
それなのに、お守りを開いて中を見てしまうということは、神様を「裸」にしたのと同じとなります。
お守りは、持つ人の身の安全をはかってくれたり、願いを叶えてくれるものです。
しかし、その大切なお守りを開けてしまうことは、好奇心に負けて神様に対して失礼なことをしたと考えられるので、決して開けてはいけないのです。
2.お守りの「神秘性」と「効力」が失われてしまうから
お守りを開けてはいけない理由の中に、お守りの持つ「神秘性」が関係しています。
中身を見てはいけないと言われているお守りですが、そのかわりお守りはいつまでも神秘的なものとなり、その「効力」をキープすることができるでしょう。
お守りの中が気になると思ってうっかり開けてしまうと、大切な「気」が失なわれてしまいます。
ただ外気に当たるだけでも、神聖なものがなくなってしまうこともあります。
そうなると、お守りは願いを叶えてくれる力や守ってくれるパワーが消し飛んでしまい、ただの木の板と袋になってしまうでしょう。
大切なお守りの力を失わないためには、うかつに開けたり中をみたりするのはNGです。
大切なお守りだからこそ、決して中を開けずにそのままにしておくことで、持つ人にご利益を与えてくれるでしょう。
お守りの中が気になっても、効力が失われてしまうと考えたら、誰も開けようとは思わなくなるはずです。
そのまま大切にして身に着けていることが一番大切であるということを理解するようにしましょう。
3.大切な「ご神体」とされる中身が汚れてしまうから
お守りを開けてはいけないのは、万が一にも中身が汚れてしまうことを避けるためです。
きちんと祈祷してもらったお守りの中身は、いわば神様そのものと考えられます。
「ご神体」とも考えられるので、お守りを開けて汚してしまったり、うっかり傷をつけてしまったりすることがあってはならないのです。
お守りは、木の板を布に入れただけの「物」ではありません。
きちんと神社やお寺で祈祷してもらい、その木札は「依り代」と言って神様が宿っていると考えられています。
それなのに、簡単に中を開けて取り出したりすると、何かの拍子に落としたりして、汚れがついたりしかねません。
それだけでなく、その木札の神聖さなど大切なものが失われてしまいます。
それを防ぐためにも、お守りは開けたり覗き見したりすることをしてはいけです。
大切なお守りは、同じように大切に扱わなくてはなりません。
気軽に中身を開けてしまわないように、お守りに対して敬虔な気持ちを持つことを心がけましょう。
4.中を見て「なんだ、こんなものか」などと思ってしまいかねないから
お守りを開けてはいけない理由の中には「信心」の心を失わないというためでもあります。
お守りを開けて中を見てしまうと「なんだ、こんなものか」と思ってしまいかねないからです。
お守りの中というのは、開けなくても何となく想像がつくことでしょう。
しかし実際に開けて見てしまうと、どうしてもがっかりしたりすることがあります。
そういう風に感じてしまうことは、神様を敬う気持ちに反しています。
自分でも「いけない」と思うのですが、この程度の物かと感じてしまうのは、正直な気持ちです。
それをいくら打ち消そうとしても、結局は信仰心を失ってしまうことでもありますから、最初から開けないようにするべきです。
中身がどういうものなのか気になっても、神様を信じてお守りの加護を得たいと思うなら、決してお守りを開けたりしないようにしましょう。
そうすることで、お守りのパワーは失われることはなく、きっと持ち主を守り続けてくれるのです。
お守りを開けてはいけない理由を知ろう
お守りを開けてはいけない理由というのは、神様に対して失礼にならないようにと、配慮する気持ちからきています。
目に見えない力を信じるなら、それに関する決まり事もきちんと守るべきです。
そうすることで、お守りの効力は失われることはなく、様々なご利益を受け取ることができます。
それがお守りを持つ意味を失わないためにも、大切にするべきルールなのでしょう。