3.大切な「ご神体」とされる中身が汚れてしまうから
お守りを開けてはいけないのは、万が一にも中身が汚れてしまうことを避けるためです。
きちんと祈祷してもらったお守りの中身は、いわば神様そのものと考えられます。
「ご神体」とも考えられるので、お守りを開けて汚してしまったり、うっかり傷をつけてしまったりすることがあってはならないのです。
お守りは、木の板を布に入れただけの「物」ではありません。
きちんと神社やお寺で祈祷してもらい、その木札は「依り代」と言って神様が宿っていると考えられています。
それなのに、簡単に中を開けて取り出したりすると、何かの拍子に落としたりして、汚れがついたりしかねません。
それだけでなく、その木札の神聖さなど大切なものが失われてしまいます。
それを防ぐためにも、お守りは開けたり覗き見したりすることをしてはいけです。
大切なお守りは、同じように大切に扱わなくてはなりません。
気軽に中身を開けてしまわないように、お守りに対して敬虔な気持ちを持つことを心がけましょう。