手相には、その人の性格や特徴をあらわしたり、これから辿る運命があらわれたりします。
占いを信じている人でもそうでない人でも、自分の掌に珍しい線があるというのはちょっと嬉しいものですよね。
今回は、あまり見かけない珍しい手相とその意味を解説します。
1.ますかけ線は人を惹きつける手相
知能線と感情線が一体となり、まっすぐに掌を横切る線を「ますかけ線」と言います。
この線を持っているひとは大変な強運の持ち主であり、抜群の集中力、勝負強さ、優れたコミュニケーション能力、人を惹きつける魅力を併せ持つと言われています。
頑固で強気な性格の人にあらわれやすく、環境さえ整っていれば必ず大きな成功と信頼を勝ち取るとさえ言われています。
かの有名な三英傑、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三人にも「ますかけ線」が存在したと言われています。
このことから「天下取りの相」、「猿線」という別名でもよばれています。
また、掴んだものは何があっても離さない「百握り」とも呼ばれています。
ますかけ線をもつ人は、類い稀な強運と人を惹きつける魅力のために、カリスマ的な優れた統率力を持っています。
人の上に立つリーダーや革命者に多くあらわれます。
2.覇王線は超強運の手相
名前を聞いただけで、その価値と凄さの伝わってくる「覇王線」。
イメージ通り、ごく稀にしか見ることができない珍しい手相です。
運命線、中央線、財産線の三つの線が掌の中央で交わって一本に重なり、葦のようにみえる線です。
運命線を主軸とし、中央線と財産線が枝分かれするように伸びていることが多いですが、中央線を主軸としているケースもあります。
覇王線を持つ人は、生まれついて王の風格とでもいうべきオーラを纏っています。
運を引き寄せる力が非常に強く、常に努力を惜しまない性格です。
大出世、あるいは、ある分野で大成功を収めることを意味しています。
また、覇王というに相応しいエネルギーと実行力を持っており、成功者と呼ばれるような人には「覇王線」があることが少なくありません。
この線は、後天的にあらわれることが多いです。
この線を持っている人は過去に血のにじむような努力をしてきた人でしょう。
3.成りあがり線は一発逆転の手相
生命線の根元から、中指の根元に向かってグイグイと右肩上がりに伸びる曲線を「成りあがり線」と言います。
この線がある人には、いま(近々)、一発逆転のチャンスが訪れていることをあらわしています。
長年の苦労が報われ、大金や大成をつかむチャンスやキッカケが訪れます。
もし、掌にこの線があったら、自分の置かれた状況を冷静に分析してみると良いでしょう。
経営者に多い線とも言われており、絶望するような状況下に置かれても、ひたすら目標のために努力する向上心を持ち続けることができるという特徴があります。
ハングリー精神が旺盛で、逆境に立たされても挫けない強さを持っている人にあらわれやすい線です。
「成りあがり線」があらわれた時には、頑張り時です。
これまでやってきたことと自分を信じて思いきり挑戦しましょう。
その努力は必ず報われます。
「成りあがり線」は、「千金線」、「上昇線」、「希望線」という別名も持っています。
4.仏眼は霊感が強く人の気持ちが分かる手相
親指の第一関節が目のような形をしているものを「仏眼」と言います。
「仏眼」は、効き手と効き手でない方の手で、異なる意味を持ちます。
しかし共通して頭の回転が速い、記憶力がいい、という特徴があります。
効き手にあらわれる仏眼は、後天的なものです。
日々、徳を積み、周囲の人やものに対する感謝を忘れずにご先祖様を敬っているとあらわれる手相です。
利き手に仏眼がある人は、ひとの気持ちがわかり、自分に降りかかる災いを無意識中に避けることができます。
利き手ではない方の手にあらわれる仏眼は、先天的なものです。
こちらの手に仏眼がある人は、霊感が強く、幼少期から不思議な体験をしていることが多いです。
また、非常に珍しいですが両手に仏眼を持つ人は、利き手と利き手ではない方の手の両方の性質を併せ持ち、より鋭い霊感やある種の念力、直感、超能力を持っています。
霊能者や超能力者には、両手に仏眼を持っている人が多いです。
5.神秘十字線は、ご先祖様に守られる手相
感情線と頭脳戦の間にある十字架のように交わる線を「神秘十字線」と言います。
この線を持つ人は、目には見えないスピリチュアル的なものによって守られています。
「スピリチュアル的なもの」とは神様や守護霊やご先祖様など科学では証明されていない力です。
スピリチュアル的な世界と繋がりが深く、霊感が強かったり、降りかかる災難を無意識中に回避していたりということがよくあります。
両手に「神秘十字線」がある場合は、さらに得をすることが多いです。
生涯で、望まずとも事がうまく運んだり、家や家業を継ぐことになったり、予期せぬ幸運に恵まれることが頻繁におこるでしょう。
また、芸術的才能やセンスにも恵まれます。
神秘的なことやロマンに強い関心を持っており、信仰心が暑いという面もあります。
芸術家や宗教家、牧師さんなどに向いている手相です。
珍しい手相の線と意味を知ろう
多くある手相のなかでも、特に珍しいものをご紹介しました。
珍しい手相というと、なんだか選ばれた人間という印象をうけます。
しかし、手相占いは、星座占いや動物占いのように変化しないものを対象としている占いではなく、日々変わり続けるものから診断する占いです。
いまは、今回紹介したような珍しい強運の相がなくても、後天的なものであれば、努力によって充分にあらわれる可能性があります。
ご紹介した手相があったという人は、それを維持するために。
そうでない人も、あらわれるように日々精進してゆきましょう。