さまざまある占術の中でも、とくに有名なもののひとつが「手相占い」です。
手相占いは、それぞれの人が持つ掌のシワ(掌線)や掌そのものの特徴から運勢や気質を占うものです。
そして、今回ご紹介する「妨害線」という掌線は、他の掌線に対して、それを遮るように刻まれる線を言います。
数多ある掌線の中でも、他の線に対して負の影響を示唆する線として、気を付けなければいけないものなので、じっくり掘り下げてみましょう。
今回は手相の基本となる7つの線との関連で進めていきます。
1.生命線と妨害線
生命線はその名の通り、その人の寿命をはじめ、健康や体質を、その線の太さや深さ、そして長さで示します。
一般的に長く、太く、深い線が良いとされています。
その線をどこかの位置で、遮るように妨害線が現れた場合、その位置、つまり線の全長から相対的に見た、あなたの年齢にあたる時期に何かが起きることを示します。
妨害線もまた、その太さや深さがその時に起きることの程度を示唆します。
細い線であれば体調不良や小さな怪我程度と判断されますが、仮に太く深い、さらにはその先の生命線の様子が弱弱しい場合は注意が必要です。