3.幸運に気づきやすくなるから
どれほど運がいいと言われている人でも、実は本当に幸運な出来事というのはめったに起きません。
宝くじに連続で当選したり、試験にヤマを掛けたのが次々に当たったりといった幸運にばかり恵まれると言う人もゼロではありませんが、とても少数です。
運がいいと言われる人にも、悪いことは起きています。
にもかかわらず「運がいい」という人の場合、とてもラッキーなことに次々と恵まれているように見えるのは、運がいいと言われる人は小さなラッキーを見つけるのが非常に上手だからです。
例えば、欲しかったコンビニの新作ケーキがラストひとつで手に入ったとか、ドラッグストアでもらったサンプルがちょうど欲しいものだったとか、そういった小さなラッキーを覚えているため「次々に幸運に見舞われた」というように感じることができます。
逆に運が悪い、ツイてないという人の場合、これら小さな幸運を見落として、不運にばかり目が行ってしまいがちです。
運がいい人にだって、気に入っていた傘を盗まれたり、タクシーでおつりを間違えられたリといったツイてない出来事は起こります。
しかし、運のいい人はこれらの悪いことのほうを忘れてよかったことや楽しかったことばかりを覚えています。
運のいい人と一緒にいると、自分まで運がよくなったように思えるのは、小さなラッキーを見つけるのが上手になるためです。
どんな人にでも、一日にひとつかふたつはラッキーと思えるような出来事が起きているはずです。
それを上手に見つけられるコツをつかむことこそ、運がよくなる近道なのかもしれません。