幸運な人はうらやましいものですが、同時に「運はうつる」とも言われています。
たしかに、運のいい人と一緒にいると、同じように幸運に恵まれる気もします。
それでは「運はうつる」と言われる理由とはどのようなものなのでしょうか。
1.思考が似てくるから
運がいいと言われている人には、共通する特徴や行動があります。
運がいい人と一緒にいると、自分も運がよくなるように思えるのはその考え方や行動が似てくるからだと考えられます。
例えば、恋愛運がいい人の場合には「人に合わせようとしない」という特徴があります。
これはすべての人に好かれようとすると、本当の自分をなかなか出すことができないためです。
その結果、自分の魅力が出せなくなり、いい人と出会ったとしても自分のことが分かってもらえないことになります。
対して「人に合わせようとしない」場合、すべての人に好かれることはない代わりに、いつも本当の自分を出すことができて魅力を伝えられるだけでなく、ストレスが少なく暮らすことができます。元気でいられる、他人から魅力的に見えるなどの理由があります。
こういったタイプの人と一緒にいると、自分も周りに合わせようとすることが少なくなるため、自分本来の魅力を発揮しやすくなり、その結果恋愛運がアップすると考えられます。
また、幸運な人の特徴として「人の悪口を言わない」というものがあります。
人の悪口ばかり言っていると、周囲にマイナスの影響を与えるだけでなく、自分自身にも悪い影響があり運が低下していきます。
逆に人の悪口を言わない場合には、周囲にプラスのものが近づいてきやすくなります。
通常、人の悪口を言う人は言う人同士で、言わない人は言わない人同士で一緒にいるのが快適なもの。
そのため、人の悪口を言わない人と一緒にいると幸運に恵まれる確率が高くなり、その結果として運がうつったように見えると考えられます。
2.前向きな気持ちになるから
大きな幸運に恵まれたときには、どんな人でもハッピーな気分になるものです。
そうすると、その幸運をひとりじめするよりも少しでも周りに分け与えたいというのは当然な気持ちです。
例えば、宝くじが当たったとしたら、一緒に入る人にお茶をごちそうしたり、美味しいスイーツの差し入れをするといった気分になることでしょう。
そうすると、今度はお茶をおごってもらったり、差し入れをもらったりした人からはお礼が戻って来ることになり、幸運はどんどん大きくなっていきます。
運がいい人はそういったことを多く経験しているため、常に気持ちが前向きになっています。
一度何かにチャレンジして失敗したとしても明るい気持ちをキープできるため、すぐに気分を切り替えて新しいチャレンジに向かうことができます。
明るい気持ちでいる人と一緒にいれば、こちらも明るい気持ちになるのが当然のことです。
暗い気持ちでいる人のところには、決して幸運と言うのは訪れません。
運がいいと言われる人は、周囲を明るい気持ちにできるため、周囲の人にも幸運な出来事が起きやすく、その結果「運がうつった」と言われるようになるケースは少なくありません。
3.幸運に気づきやすくなるから
どれほど運がいいと言われている人でも、実は本当に幸運な出来事というのはめったに起きません。
宝くじに連続で当選したり、試験にヤマを掛けたのが次々に当たったりといった幸運にばかり恵まれると言う人もゼロではありませんが、とても少数です。
運がいいと言われる人にも、悪いことは起きています。
にもかかわらず「運がいい」という人の場合、とてもラッキーなことに次々と恵まれているように見えるのは、運がいいと言われる人は小さなラッキーを見つけるのが非常に上手だからです。
例えば、欲しかったコンビニの新作ケーキがラストひとつで手に入ったとか、ドラッグストアでもらったサンプルがちょうど欲しいものだったとか、そういった小さなラッキーを覚えているため「次々に幸運に見舞われた」というように感じることができます。
逆に運が悪い、ツイてないという人の場合、これら小さな幸運を見落として、不運にばかり目が行ってしまいがちです。
運がいい人にだって、気に入っていた傘を盗まれたり、タクシーでおつりを間違えられたリといったツイてない出来事は起こります。
しかし、運のいい人はこれらの悪いことのほうを忘れてよかったことや楽しかったことばかりを覚えています。
運のいい人と一緒にいると、自分まで運がよくなったように思えるのは、小さなラッキーを見つけるのが上手になるためです。
どんな人にでも、一日にひとつかふたつはラッキーと思えるような出来事が起きているはずです。
それを上手に見つけられるコツをつかむことこそ、運がよくなる近道なのかもしれません。
運がうつる理由を知ろう
人間は誰だって、運がよくなりたいと思っているもの。
そのため、運をうつしてくれる人はみんなから人気があります。
いつかはそうやって、誰かに運をうつせる人になりたいものですね。