血液型占いの根拠を調べる女の子

血液型占いは根拠がない?血液型で性格や未来を診断する意味がない理由とは

最終更新日:2016年10月8日

根強い信者も多い血液型占いですが、近年では血液型ハラスメントなど、血液型で性格を判断することに嫌悪する傾向も出てきています。

血液型占いは根拠がないと言われる理由には、どのようなものがあるでしょうか。

1.性格を4タイプに分けること自体科学的におかしい

血液型占いは、大まかにA、O、B、ABの四つの血液型によって性格を分類しています。

しかし、血液型というのは、大まかにはその四種類ですが、実際にはさらに細かい分類があります。

遺伝子のレベルで血液型を分類すると、血液型はOO、AA、AO、BB、BO、ABの6タイプに分かれます。

A型とB型に、細かい分類が2タイプずつあります。

本当に血液の組成や遺伝的違いを考慮するのであれば、遺伝子的に異なるタイプがあるA型とB型の人を、ひとくくりの血液型として性格分析してしまうのはおかしいことになります。

また、よく耳にするのが、RHマイナス、プラスといった違いで、このタイプが違うだけで現実的には同じ血液型でも輸血すらできません。

それなのに性格が似通るということに無理があるという点が、血液型占いに根拠がないと思われる理由の一つになります。

2.日本人の約4割が同じような性格というのはありえない

日本人に一番多い血液型はA型で、38%の人が該当します。

次いでO型が31%、B型が22%、AB型が9%と続きます。

日常、周りの人の多くがA型かO型ということが多いのではないでしょうか。

A型の人を日本人の約4割とした場合、日本の人口のうち、約4,800万人がほぼ同じ性格の傾向があるということになります。

実際、自分の周囲を見回してみた場合、約半数の人が似たような性格の人というのは、ありえないのではないでしょうか。

同じA型でも、おおらかな人や短気な人、積極的な人や消極的な人と、全く相反するタイプもいるはずです。

次に多いO型にしても同様です。

実際、あの人は几帳面だからA型だと思ったら、全く違ってB型だった、という具合に、その人の性分から血液型を簡単に当てられないことを考えると、性格は十人十色で、日本人の大半がA型的であると考えるのには無理があります。

3.性格分類が大雑把で誰にでも当てはまってしまう

血液型占いで言われている性格の特徴には、次のようなものがあります。

A型は几帳面、O型は自己中心的、わがまま、B型は大雑把でマイペース、AB型は二面性があり冷静などです。

しかし、これらの性分は、誰にでも多少は性格的要素として当てはまることが多いのです。

例えば、わがままだが几帳面な人であれば、A型の性格もO型の性格にもなんとなく該当してしまうので、たまたまどちらかであれば当たっていると思ってしまいます。

自己中心的で二面性がある人も、O型とAB型の性格に該当してしまうので、たまたまそのどちらかであれば当たっていると思ってしまうでしょう。

しかし、人間誰しもちゃんとしている部分もだらしがない部分もあり、多少のわがままを言うこともあり、時にはいい加減だし、TPOによって態度を変えることもあり、どの性格もなんとなく当てはまってしまいます。

人間は、多くの部分で当たってないと思っても、どこか言われた通りの部分が見つかると、相手の言葉に信ぴょう性があるのではと信じてしまう傾向があります。

本当はよくよく考えると誰にでも適当に当てはまってしまうことなのに、自分にとってよく当たっていると思ってしまいます。

4.心理学者など学識者の間では、血液型による分類は戦前から根拠がないと言われている

血液型占いは最近の流行のように思えますが、意外に歴史が古く、明治時代の終わりごろから血液型によって性格に違いがあるのではないかということは言われていたようです。

歴史上あまり表ざたになっていませんが、第二次世界大戦中に兵隊にはB型が向いているという説が飛び交い、B型のみの軍隊を作ったものの、ろくに成果が上がらなかったということもあったそうです。

妹尾河童氏が幼いころの戦時中の体験を書いた小説「少年H」にも、血液型による性格の違いについて語られるシーンがあり、戦時中にもこの占いが信じられていたことがわかります。

しかし、心理学者や医学関係者の間では、軍隊の無謀なB型編成の一件もあり、否定的意見がそのころすでにあったようです。

その後、戦後にも昭和50年代を中心に再度ブームが沸き起こりますが、ブームの火付け役となった本を書いた著者のデータの収集方法の信ぴょう性に問題があり、科学的根拠に乏しいと言われています。

近年では血液型による性格差別は血液型ハラスメントと言われ、就業差別や適性の見極めに使用しないように注意されています。

厚生労働省も、企業側に社員の採用面接で血液型を尋ねることの禁止を求めています。

血液型占いの根拠は難しい

血液型占いは、性格の分類が少なく大雑把なため、一見自分に該当してしまうように思えてしまいます。

そのため、信ぴょう性の高いもののように感じますが、遺伝レベルやその他医学的にも科学的根拠がなく、細かい部分では当たっていないことも多くなります。

そのような理由で、最近は根拠がないという説が定着しつつあります。

しかし、根拠がなかったとしても占いによって自分の方向性が明確になるといったメリットもあります。

状況に合わせてこうした占いを使っていくということも、人生を豊かにしていくという面で大切だったりします。

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