2.自分も他人も元はひとつ
つまりビッグバン以前は自分も他人もたったひとつの存在でした。
その塊から分離した魂が意識や肉体を持つようになり、やがて自分と他人という区別が生まれていきます。
しかし魂のレベルでは、かつてすべてのものはひとつの存在だったということは今でも記憶されているのです。
例えば、初めて訪れる場所なのに懐かしさを感じたり、初めて会う人なのに親しみを感じたりといった経験は誰しもあるはずですが、それこそが魂がかつて自分とひとつだったことを思い出している状態です。
また、自分を中心に考えた場合だけでなく、人間は他の人の不幸に心を痛めたり、他人同士の争いを見てもその痛みを感じることのできる生き物。
それはかつて自分とひとつだったものが争っていることに対して悲しみを感じている状態です。
どんな人でも、自分と親しい人同士や、自分の家族兄弟が争っているのを見れば悲しいと思うはずです。
その痛みや苦しみを感じることがワンネスを理解する第一歩かもしれません。