この世における思わぬ幸運や素晴らしい発見の陰には、セレンディピティが関係していると言われています。
セレンディピティとは「思ってもみなかった良い結果に繋がる、小さな偶然」のことです。
そんなセレンディピティについてご紹介します。
1.元々は童話からインスピレーションを受けて生まれた言葉
セレンディピティという言葉を作り出したのは、イギリスの作家であるホレスウォルポールであると言われています。
彼は幼少期「セレンディップの3人の王子」という童話を読んだことがありました。
この童話は「小さな偶然が度重なったことで、思いもよらなかった面白い発見を得ていく」というストーリーです。
彼はこの童話に感銘を受け「一見何の意味も持たなさそうな小さな偶然が、人生を左右する幸運につながることもある」ということを知りました。
そのことを発見した彼は、友人に「人生を変えてしまうほどの発見につながる偶然は、正にセレンディピティである」という内容の手紙を送ったと言われています。
この手紙の中のセレンディピティという言葉が、いつしかスピリチュアル用語として広く人々に使われるようになっていったと言われています。