【桃の花言葉】「あなたは私の虜」「天下無敵」「長命」桃の花が持つ花言葉を知ろう

最終更新日:2019年8月14日

年中行事の1つである雛祭りでお雛様の側に添えられる桃の花は、3月〜4月頃に花を咲かせることから春の訪れを知らせてくれる、日本人にとって馴染みの深い花です。

今回はそんな桃の花言葉やその由来について掘り下げていきます。

桃の花言葉1:あなたは私の虜

こちらは桃を魅力的な女性に見立てたことが花言葉の由来になっています。

では、何故女性なのでしょうか?

桃の語源は諸説ありますが、その中の1つに沢山の実を付けることから「百(もも)」「実実(みみ)」が転じたというものがあります。

現在用いられる桃という漢字も、植物を表す「木」へんに多くの物を示す「兆」から成り立っています。

沢山の実を産まれてくる子宝になぞらえて、実を付ける桃の木を生命の源である女性に見立てたのです。

他にも桃を女性と見立てる理由として、桃の実の瑞々しさや、触るとすぐに傷がつく柔らかさなど、果実の特徴から女性らしさになぞえたから、または桃の花の可憐さからなど様々な理由が挙げられます。

日本のお隣・中国では、そうした桃の女性のような側面や桃の花言葉から、バレンタインデーにはチョコレートではなく、桃の実や桃の花を男性から女性に贈る習わしが古くからあるそうです。

また、日本でも女子の成長を祈って行われる年中行事・雛祭りにも、旧暦3月の季節の花として桃の花が添えられています。

桃と女性は不思議な縁で結ばれているのかもしれませんね。

桃の花言葉2:天下無敵

こちらの花言葉の由来は誰もが知ってる昔話・桃太郎にも関連する、桃の持つ不思議な力が由来になっています。

皆さんもよく知る桃太郎には原典と言われているエピソードが古事記に載っています。

古事記は日本の国々や神々の成り立ちを著した書物です。

古の時代日本にはイザナギとイザナミの男女の神がいて、この2人によって神々が創造されるのですが、火の神を産んだ際にイザナミは命を落としてしまいます。

黄泉の国に行ったイザナミを訪ねたイザナギは「私の体を見ないで」というイザナミの言いつけを破り、黄泉の国で醜く姿を変えたイザナミを見てしまいます。

怒り狂ったイザナミはイザナギを追いかけさせますが、逃げる道中イザナギは道になっていた桃を手に取り、投げつけて難を逃れました。

その後、イザナギは桃にその功を讃え、オオカムヅミノミコトと名前を与えたと言います。

この時にあの世のもの、すなわち邪悪なものを追い払う「神聖なもの」「無敵なもの」として日本の歴史の上に初めて桃が登場します。

以来桃は邪悪な鬼を退治する昔話・桃太郎をはじめとする天下無敵の代名詞としても知られていき、現在でも花言葉にその名残が残っているのです。

桃の花言葉3:長命

桃の持つ不思議な力を由来とする花言葉はこちらも挙げられます。

桃の原産国である中国では、古くから桃は仙人の食べ物・仙果とも呼ばれて親しまれてきました。

そんな桃の逸話の1つに古代中国の昔話で西遊記も数えられます。

物語の冒頭、主人公である孫悟空が仏から罰を下されて岩山に閉じ込められていますが、そもそも何故彼は罰を受けていたかというと、不老長寿の桃がなっている果実園に勝手に入り、桃を食べ荒らしたことによるものです。

中国で桃を長命の特効薬として考えるのは、この頃からです。

ちなみに中国では現在でも婚礼などのめでたい席に、桃の形を模した甘い中華まんが出されていると言います。

また、桃を長命の象徴とする考え方は日本にも根付いています。

仏教やヒンドゥー教など様々な文化が織り交ざり成立した七福神、その中に長寿を司る福禄寿という神がいます。

元は中国の神なのですが、そのシンボルが「鶴」(福を意味する)や「鹿」(身分を意味する)と並び、寿命を意味する桃が挙げられるのです。

現在雛祭りに桃の花が用いられるのには様々な説がありますが、女子の成長を祝う行事に相応しい「長命」という意味を持っているからとも考えられています。

桃の花言葉に、長命が付けられるのも何だか頷けますね。

桃の花言葉4:気立てがいい

桃の花言葉には神話や逸話などを由来としない物もあります。

こちらの桃の木の生え方が由来です。

桃の花をよく観察すると、木の枝に沿うように咲いているのが分かります。

可憐な花々が木にしっかりとくっついている様子を、美しい女性が男性を支えて立てているように見立ててこの花言葉が付いたのだと言われています。

女性の可憐さの中にある芯の通った強さや美しさを桃の花に見出す、昔の人の感性はとても素敵ですね。

桃の花言葉5:チャーミング

ここまでアジア圏での桃の扱いをメインに取り上げてきましたが、海外ではどのような花言葉が付けられているのでしょう。

そもそも桃はどのようにして西洋に伝わったのか、皆さんはご存知でしょうか?

桃は古代中国からシルクロードを通り、当時絶大な影響力のあったペルシャ帝国を経由してヨーロッパにもたらされたとされています。

そのため、英語の「peach」はラテン語の「ペルシャの林檎」を意味する「persicum malum」や、ペルシャを経由して伝わったフランスでの「peach」が語源になっています。

そんな語源を持つ「peach」は、英語圏では柔らかく傷つきやすいことから、果実のみならず「若くて美しい女性」「乳房」を指す古い俗語としても用いられています。

そこから転じて、桃をうら若い魅力的な女性に喩え、そこを由来に「私はあなたに夢中」や「チャーミング」といった女性を賞賛するような花言葉が付けられています。

桃の花言葉6:忍耐

花言葉は国独自の感性や逸話のみならず、気候によっても変化します。

ヨーロッパの中でも芸術の都と名高いパリの1年の気温の変動は日本と非常に似ており、四季がハッキリしています。

とは言ったものの、パリは東京より北に位置しているため夏場でも昼夜の寒暖差が激しく、1番気温の上がる8月でも日中は35度を上回りますが、夜には最低気温15度未満をマークする肌寒い日も少なくありません。

冬場も東京と比べると雨量が多く、12月1月は1ヶ月の平均最低気温が氷点下を下回ります。

そんなパリの厳しい冬を乗り越え、春に美しい花を見せてくれる木の1つに桃があります。

フランスでは桃の冷たい季節を耐え忍ぶ姿から、花言葉として「忍耐」を選んでいます。

これは日本や中国などには見られない、フランス独自の花言葉です。

桃の花言葉7:純白

ここまで挙げてきたのは桃の花全般に共通する花言葉でしたが、ここでは桃の花の中でも白い花を持つものに絞って紹介していきます。

花言葉が花の色によって変化するのは全ての花に言えることで、桃に限ったことではありません。

例えば、薔薇はよくトレンディードラマなどのプロポーズシーンに登場しますが、こちらも花の色で花言葉が変わります。

赤の場合「愛情」「美」など素敵で、告白などにもってこいの花言葉がつきますが、黄色の場合では「嫉妬」「愛情の薄らぎ」など非常にネガティブでマイナスイメージなものが付けられているのです。

このように、花の色で花言葉は変化していきます。

白い桃の花の場合、薄紅色の花のものと比べて周りを縁取る花弁の数が少なく、華やかというよりか可憐な印象になります。

その様子が花弁の色と相まって「純白」を花言葉として付けられている由来となっています。

桃の花言葉を知って贈ろう

桃の花言葉の由来を紐解いていくと、大きく分けて2つの由来に分けられます。

1つは神話や言い伝えなどを元にするもの、もう1つは花の咲いている様子や果実から派生して出来たものです。

漢字の成り立ちや日本神話など普段はなかなか繋がりのない物が花言葉の元になっているのを意外に思われる方も多いでしょう。

今回の記事で由来を知り、花や花言葉が持つ不思議な魅力を再発見できる機会になれば幸いです。

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