ユリはエレガントで美しく、凛とした雰囲気を持っている花ですよね。
世代を超えて人気のある花です。
そんなユリにはどのような花言葉があるのでしょうか。
今回は「ユリが持つ花言葉」についてご紹介します。
1.ユリの花言葉は「純粋」「無垢」
ユリの基本的な花言葉は、ずばり「純粋」と「無垢」です。
一点のくもりもないその美しさは、純粋でピュアなものを象徴しています。
まったくまじけがなく、邪念や邪気も持っていない様子は、まるで生まれたばかりの赤ちゃんのようなイメージです。
そのため、ユリは世代を問わず多くの人を笑顔にし、ピュアな気持ちを取り戻させてくれるお花でもあります。
また、ユリには「無垢」という花言葉もあります。
無垢というのは欲望や嫉妬などから解き放たれていて、けがれがないという様子を意味します。
また、心やおこないに嘘や迷いがなく潔白で、清らかであるという意味もあります。
花嫁衣裳である白無垢に代表されるように、純真でまだひとつも汚されたようなところがないというイメージです。
そのため、結婚を祝うための贈り物としてはもちろん、出産祝いだったり新築祝いだったりとなにか新しいことをスタートさせる相手に向けてプレゼントすると喜ばれるでしょう。
2.白ユリの花言葉は「純潔」「威厳」「純粋」
ユリにはその色によってそれぞれの花言葉が用意されています。
まずはじめにご紹介したいのが、「白ユリ」の花言葉です。
白ユリには、「純潔」「威厳」「純粋」といった花言葉があります。
ひとつずつ見ていきましょう。
はじめに純潔というのは、「心や身体にけがれがなく、清らかである」ことを意味しています。
それはまるで、処女であるままイエス・キリストをみごもった聖母マリア様のようです。
白ユリが聖母マリアを描いた絵画や宗教画などに、象徴的に描きこまれているのは、このためです。
次に威厳について見ていきましょう。
威厳というのは、「堂々としていておごそかである」ということです。
威厳は心身の美しさに宿ります。
堂々としていて美しいユリのイメージにぴったりな花言葉です。
威厳のある上司への退職祝いなど、目上の方への贈り物には最適です。
3.オレンジのユリの花言葉は「華麗」「愉快」「軽率」
次にオレンジのユリの花言葉は、「華麗」「愉快」「軽率」です。
最初に華麗とは、「華やかな美しさがあり、はでやかである」ということです。
もしも周りの人から「あなたは華麗だね」と褒められたら、どのような女性であってもとても嬉しい気持ちになるのではないでしょうか。
美しい人やものはある程度たくさん存在していても、その美しさに華やかさやはでやかさが加わっているような女性はとても珍しいと思います。
女優でいえば、柴咲コウさんや北川景子さんなど、美しさと強さの中にハッと人を惹きつけるような魅力がある女性のイメージです。
オレンジのユリを贈る際には、美意識の女性などを選ぶと間違いなく喜ばれることでしょう。
また、オレンジのユリには「愉快」という花言葉もあります。
いつも楽しい話でなごませてくれるムードメーカーの男性などにはぴったりのお花だと言えるでしょう。
楽しい雰囲気を出したいガーデンパーティーなどにももってこいのお花かもしれませんね。
ただし、オレンジのユリには「軽率」というあまり良い意味ではない花言葉もあります。
誤解を招きそうな場合は贈るのを控えたほうが良いでしょう。
4.黄色のユリの花言葉は「陽気」「偽り」
黄色のユリの花言葉は、「陽気」と「偽り」です。
今までご紹介してきた花言葉とは、ちょっと違うイメージのものですよね。
まず、陽気というのは、「明るくてはればれとしているさま。
にぎやかなさま」を意味します。
いつも笑顔で元気いっぱいの方にはこの黄色のユリをプレゼントすると良いかもしれません。
また、反対に元気を出してほしい人や勇気づけたい人に対してもぴったりのお花なのではないでしょうか。
確かに、おうちの中に黄色いユリを飾っているだけで元気が出てきて、少しずつ陽気な気持ちになってきそうですよね。
プレゼントにはもちろん、自宅用としてご自身のおうちに飾っておくのもオススメのお花です。
ただし黄色いユリには、「偽り」という意味もあります。
「陽気」という花言葉のほうが有名ですのであまり気にされる必要はないかもしれませんが、誤解を招いてしまいそうな相手にはプレゼントするのをやめておいた方が良いかもしれません。
5.ピンクのユリの花言葉は「虚栄心」「富と繁栄」
ピンクのユリには、ほかの色が持っていないような花言葉があります。
それは、「虚栄心」と「富と繁栄」です。
虚栄心とは、「自分のことを実際よりもよく見せようとして、見栄をはりたがる気持ち」のことです。
あまり良い言葉ではなく、どちらかというとネガティブな意味で使われる言葉ですのでピンクのユリを贈る場合には注意が必要です。
昇進祝いなどにピンクのユリをプレゼントしてしまうと、相手の方に「あなたは自分を実際よりも良くみせようとしているんでしょ?」と、まるで皮肉を言っているようにも受け取られかねません。
そうなってしまわないよう、細心の注意を払う必要があります。
しかし、ピンクのユリには「富と繁栄」という花言葉があるというのも事実です。
あまり花言葉を気にされないタイプの方だったり、勘違いや誤解を生むことのないような関係性の場合の相手には送っても大丈夫だと言えそうですね。
6.赤いユリの花言葉は「優しさと温かさ」「願望」「虚栄心」
赤いユリの花言葉は、「優しさと温かさ」「願望」「虚栄心」です。
赤いユリはまるですべてを包み込んでくれるお母さんのようなイメージです。
相手の優しさや温かさに感謝をしているような場合には、プレゼントしてみたいお花でもあります。
また、赤いユリには「願望」という花言葉もあります。
なにか夢を叶えるためにがんばっている相手を応援するためにもオススメのお花です。
受験生の方へのプレゼントにも最適ですね。
また、あなたが何か叶えたい願い事があるような場合に自分用に買うのも良いかもしれません。
きっとその赤いユリがあなたのことを応援してくれる大切な味方のような存在になることでしょう。
ただし、赤いユリにもピンクのユリと同様に「虚栄心」という花言葉がありますので、要注意です。
こちらも誤解を避けたい場合には気を付けておいたほうが良いでしょう。
7.黒ユリの花言葉は「呪い」「復讐」「恋」「愛」
最後にご紹介したいのは、黒ユリの花言葉です。
黒ユリの花言葉は「呪い」「復讐」「恋」「愛」です。
特に「呪い」と「復讐」は、とても恐ろしい意味を持つ花言葉ですので、くれぐれも黒いユリを誰かにプレゼントするようなことは避けてください。
ただし黒いユリには「恋」と「愛」という花言葉もあります。
けれど、どうしても「呪い」と「復讐」の強いインパクトに引っ張られてしまいますので、どうしても…という場合を除いてはプレゼントとして誰かに贈るのはオススメできません。
ユリの花言葉を知ろう
強い芳香と大ぶりのお花でプレゼントなどにも喜ばれるユリ。
ユリ全体のもつ花言葉は「純粋」「無垢」といったようにポジティブなイメージですが、選ぶ色によって持っている意味が違ってくる場合もあります。
誰かのプレゼントにする場合は、相手の方にマッチしたカラーをセレクトしてくださいね。