桃の花言葉2:天下無敵
こちらの花言葉の由来は誰もが知ってる昔話・桃太郎にも関連する、桃の持つ不思議な力が由来になっています。
皆さんもよく知る桃太郎には原典と言われているエピソードが古事記に載っています。
古事記は日本の国々や神々の成り立ちを著した書物です。
古の時代日本にはイザナギとイザナミの男女の神がいて、この2人によって神々が創造されるのですが、火の神を産んだ際にイザナミは命を落としてしまいます。
黄泉の国に行ったイザナミを訪ねたイザナギは「私の体を見ないで」というイザナミの言いつけを破り、黄泉の国で醜く姿を変えたイザナミを見てしまいます。
怒り狂ったイザナミはイザナギを追いかけさせますが、逃げる道中イザナギは道になっていた桃を手に取り、投げつけて難を逃れました。
その後、イザナギは桃にその功を讃え、オオカムヅミノミコトと名前を与えたと言います。
この時にあの世のもの、すなわち邪悪なものを追い払う「神聖なもの」「無敵なもの」として日本の歴史の上に初めて桃が登場します。
以来桃は邪悪な鬼を退治する昔話・桃太郎をはじめとする天下無敵の代名詞としても知られていき、現在でも花言葉にその名残が残っているのです。