大事な誰かへ、これだけは伝えたいけれど、口にするのは恥ずかしい。
花言葉はそんな大切な気持ちを伝えるのにぴったりです。
直接伝えるなんてとても出来ないという奥ゆかしいあなたへ。
今回はプレゼントにぴったりの花言葉をご紹介します。
プレゼントにオススメの花言葉1:3本の薔薇の花言葉は「愛しています」
プレゼントする花としても定番の薔薇ですが、その花言葉は色や本数によって実に様々です。
本数に限っても、例えば、1本であれば「一目惚れ」「あなたしかいない」、2本であれば「この世界は二人だけ」、7本は「密かな愛」、108本で「結婚してください」、365本で「あなたが毎日恋しい」などの花言葉を持ちます。
その中でも、「告白」「愛しています」という花言葉を持つのが3本の薔薇です。
意中の方へストレートに愛を表現するならぴったりです。
3本程度であれば、用意する側としても贈られる側としても負担になりにくく、また薔薇の花言葉は有名なため少し調べればすぐに意味はわかります。
贈られた側が、3本の薔薇に込められたメッセージに気付く可能性も高いでしょう。
また、色による違いは以下の通りです。
・赤色の薔薇 「愛情」「美しい」「情熱」
・白色の薔薇 「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」「純潔」
・ピンク色の薔薇 「上品」「可愛い人」「温かい心」
・オレンジ色の薔薇 「絆」「信頼」
見た目も麗しい薔薇の花は、きっと贈られた方の心に響くことでしょう。
プレゼントにオススメの花言葉2:花菖蒲の花言葉は「いい知らせ」
何か、とてもよいことがあった時にそのまま伝えるよりも、ひとつ洒落た伝え方をしてみたい。
そんなあなたへオススメしたいのが、花菖蒲です。
花菖蒲は英語でJapanese Irisと呼ばれる、日本原産の植物です。
菖蒲(あやめ)や杜若(かきつばた)の仲間で、6~7月頃に紫色の優雅な花を咲かせます。
この花は、「いい知らせ」「伝言」などの花言葉があり、何か知らせたいことがある時に添えるのがオススメです。
例えば、無事試験に合格した、就職が決まった、昇進が決まった、二人の子供を授かった、など。
ただ伝えるだけでは物足りないようなとき、そこに花の彩りを添えてみてはいかがでしょうか。
ただ、花菖蒲の花はやや大きいため、邪魔になることもあります。
生花では季節の制限もあります。
そんな時は、紫色の折り紙の内側に伝えたいことを書いておき、その紙で花菖蒲の折り紙を作ってみてはいかがでしょう。
折った花菖蒲を相手に渡し、その場で開いてもらえば、少しのわくわくとともに、いい知らせを届けることができます。
プレゼントにオススメの花言葉3:友禅菊の花言葉は「老いても元気で」
友禅菊は、おそらく道端や民家の庭先で見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
花色はピンクから紫、または白色で、細い花びらがたっぷりと集まった、可愛らしいキク科の多年草です花言葉は「老いても元気で」「老いてもご機嫌」「若者に負けぬ元気」と、とてもパワフル。
まさに敬老の日や誕生日、還暦のお祝いなどに、家族やお世話になっている方へ贈るのにぴったりの花です。
また、この花はガーデニングに用いるにも、初心者向けで育てやすい花です。
暑さや寒さに強く、水やりも庭に降る雨で十分まかなえ、秋に咲く品種もあるため長く庭の彩りになります。
全体的にボリュームがあるため花壇にたっぷり植えてもよいし、メインを引き立てるアクセントとして植えてもよい万能選手です。
庭いじりを楽しまれている方へ贈れば、きっと喜んでいただけるでしょう。
プレゼントにオススメの花言葉4:ヒペリカムの花言葉は「悲しみは続かない」
何か辛いことがあったあの人に言葉をかけるには荷が重く、かといって放ってはおけない。
そんな時は、ヒペリカムを贈ってはいかがでしょう。
名前こそあまり耳なじみのないこの植物ですが、花束などでよく、つややかで可愛らしい、赤い実を見かけたことがないでしょうか。
ヒペリカムの赤い実は、花束のアクセントとして大変人気です。
大輪の花を引き立てるように、濃い赤とつややかな質感でブーケを彩ります。
そんなヒペリカムの花言葉は、「悲しみは続かない」「きらめき」です。
「きらめき」は、鮮やかな黄色い花を咲かせることが由来と言われていますが、そんな花が散ってしまっても、すぐに赤い実が顔を出すところから「悲しみは続かない」の花言葉が生まれたようです。
何かを失ったとしても、そこから何かを得ることがあるかもしれない。
嫌なことがあった後は、きっといいことが起きる。
そんな希望を、ヒペリカムとともに伝えてみませんか。
プレゼントにオススメの花言葉5:ポインセチアの花言葉は「幸運を祈る」
クリスマスの花として、おそらくもっともポピュラーなポインセチア。
最盛期の12月ともなると、花屋の店先には色とりどりのポインセチアが並びます。
華麗なブーケになったもの、大きな鉢で売られているもの、お手軽なミニサイズのものなど最近ではプリンセチアという名前で、ピンク色の愛らしい品種もよく見るようになりました。
ポインセチアの花言葉は「幸運を祈る」「祝福する」「私の心は燃えている」などです。
クリスマスプレゼントに、または何か大きなことに挑む人へ、激励の意を込めて贈るのもいいでしょう。
ところで、この花が主にクリスマスに飾られているのには、ちゃんと理由があります。
時は17世紀、原産国であるメキシコにやってきた修道会の僧達が、ポインセチアの色をそれぞれ「苞(花に見える部分)の赤はキリストの血」「樹液の白は純潔」「葉の緑は永遠」を表すとし、縁起の良い植物としてキリストの誕生祭に用いたのが始まりとされています。
今では定番のクリスマスカラーとなった赤・白・緑。
鮮やかな色を楽しむ意味でも、ポインセチアはとてもよいプレゼントになるでしょう。
プレゼントにオススメの花言葉6:ネモフィラの花言葉は「あなたを許す」
ケンカをしてしまった。
不慮の事故で、あなたが何か被害を受けた。
こちらは気にしていないのに、向こうが気に病んでしまってぎくしゃくしている。
そんな経験はないでしょうか。
そんな時、小さな青い花、ネモフィラの花畑へ出かけてみるのはいかがでしょう。
ネモフィラの花言葉は様々あって、「どこでも成功」「可憐」などもポジティブでよい言葉ですが、今回は「あなたを許す」を特にオススメします。
「あなたを許す」などと言うと、少し上から目線に聞こえるかもしれません。
けれど、誰かにそう伝えたいときがあなたにも来るかもしれないのです。
自分の贈ったものを、相手がうっかり失くしてしまったとき。
些細な言い合いがエスカレートして、ひどいことを言われてしまったとき。
自分は許してあげたい、いつものように笑って話がしたいのに。
その気持ちが、言葉だけでは響かないなら、青空のような一面のネモフィラの花畑を一緒に見に行けば、きっと元通りになれるはず。
茨城県の国営ひたち海浜公園はネモフィラの名所として有名ですが、全国各地に、ネモフィラを一面に咲かせた花畑があります。
ネモフィラの見頃は4~5月。
時期が合えば、お近くの名所を調べて、お出かけしてはいかがでしょうか。
プレゼントに適した花言葉を持つ花を贈ろう
年に一回、大切な記念日を祝うために。
人生の節目、絶対に伝えたい気持ちに。
視覚を彩る美しい花と、それに込められた言葉を、心を込めてあの人へ。
あなたらしく花に想いを乗せてプレゼントしてみましょう。