桃の花言葉5:チャーミング
ここまでアジア圏での桃の扱いをメインに取り上げてきましたが、海外ではどのような花言葉が付けられているのでしょう。
そもそも桃はどのようにして西洋に伝わったのか、皆さんはご存知でしょうか?
桃は古代中国からシルクロードを通り、当時絶大な影響力のあったペルシャ帝国を経由してヨーロッパにもたらされたとされています。
そのため、英語の「peach」はラテン語の「ペルシャの林檎」を意味する「persicum malum」や、ペルシャを経由して伝わったフランスでの「peach」が語源になっています。
そんな語源を持つ「peach」は、英語圏では柔らかく傷つきやすいことから、果実のみならず「若くて美しい女性」「乳房」を指す古い俗語としても用いられています。
そこから転じて、桃をうら若い魅力的な女性に喩え、そこを由来に「私はあなたに夢中」や「チャーミング」といった女性を賞賛するような花言葉が付けられています。