初詣は、子供の頃から行っている人がほとんどですが、行く意味や細かな目的を深く考えるケースは少ないです。
そこで、初詣の意味・由来・いつまでに行けば良いか解説します。
1.初詣の意味
初詣の意味自体を調べると、新年を迎えてから初めて神社や寺院へお参りに行くことです。
言葉の意味自体はシンプルですが、初詣には他にも色々な意味があります。
1つは旧年の感謝を神様に伝える意味があり、次に新年も宜しくお願いしますという願いの意味があります。
いづれの意味も神様に対する祈願となっていて、健康や安全、願い事などを神様にお願いする行為が初詣の意味の深層部分です。
若い世代だと初詣に行って参拝する際、新年の祈願のみする人が多いですが、旧年の感謝をする意味もあるので、旧年・新年を合わせた参拝方法が初詣の意味に沿っています。
また、神社の神様は家の正月飾りに宿る神様と種類が違い、不特定多数を対象にした神様となっています。
家の正月飾りに宿る神様は、先祖など特定の人を対象にした神様の意味があり、自宅で神様に新年を祈願したから初詣は完了とはなりません。
その為、毎年行う初詣は神社や寺院に行く必要があり、自宅で行う新年祈願は先祖に感謝するなど違う意味を持っています。
2.初詣の由来
初詣の由来は幾つかあり、長い年数を重ねて今の参拝方法になっています。
有名な初詣の由来は、大晦日の夜と元日の朝にお参りに行く習慣で、2つの参拝が1つになって今の初詣という形になっています。
大晦日の夜にお参りすることを除夜詣と呼び、元日の朝にお参りすることを元日詣と呼びます。
大晦日の夜にお参りする際は、その年の感謝を神様に伝える意味があり、元日にお参りする意味は新年の祈願です。
こういった由来が今の初詣の祈願方法に影響を与えていて、新年の初詣で旧年の感謝を伝えるという部分が由来の名残りとなっています。
また、昔は年毎に自宅から恵方にある神社や寺院へお参りに行く習慣でしたが、現在の初詣は自由に自分で行きたい神社へ初詣に行くというスタイルとなっていて、昔と現在の初詣は少し変化があります。
初詣の由来を調べる中で共通している点があり、それは今も昔も神様への感謝と安全や健康への祈願という点です。
3.初詣はいつまでに行けば良いか
初詣はいつまでに行けばよいかという点ですが、正式な決まりはなく基本的に自由となっています。
その為、新年を迎えて月日が経過してから初詣に行っても縁起が悪いなどはなく、どのタイミングで初詣に行っても問題はありません。
ただ、新年を祈願する初詣の時期が遅いとその分神様にお願いする期間が短くなるので、なるべく早く初詣に行った方が行く意味は気持ち的に大きくなります。
一般的な初詣の目安期間は松の内と呼ばれる1月7までの期間で、関西など一部地域によっては1月15日までとなっています。
初詣は決まった期間がないだけに、いつ行っても大丈夫というものですが、なるべくなら早く行く方が理想的です。
また、初詣は混んでいるというイメージがあり、毎年参拝客が多い神社だと境内に到着するまで数時間かかるケースもあります。
初詣の期間にこだわりを持たない方は、正月三が日過ぎに初詣へ行った方が混雑を避けることができ、参拝する神社や寺院にこだわりがなければ、元日でも混雑を避けて初詣ができます。
4.初詣に関する考え方
初詣に関する考え方は人それぞれで、毎年同じ神社や寺院に行くという人や、その年によって違う場所を選ぶなど個人差があります。
初詣は、自宅から恵方の方向にある神社や寺院に行くという昔の由来があるので、そういった意味を踏まえて毎年違う場所へ初詣に行く人もいます。
ただ、いづれの場合も神様に祈願するという点は同じだけに、神社や寺院にこだわるより初詣の習慣を継続する方が大切です。
初詣に行く時期を考える際は、初詣で行う内容を考えるといつ行く必要があるのか見えてきます。
例えば、初詣で毎年おみくじを引く場合、早くおみくじを引いて新年の運勢を把握した方が、その年の対応や対策が早くできます。
また、学業に関係する大切な1年になる際は、新年早々から初詣に行った方が気持ちが引き締まり、目標に向けて頑張る意気込みが湧いてきます。
初詣自体決まりはなく個人の自由と言えるので、行くタイミングや行く行かないなども自由ですが、初詣は新年を迎える節目の行事になるだけに、毎年行った方が気持ち的にもプラスになります。
毎年初詣に行っていて突然行くのを止めると、気持ち的に達成していないという感覚になり、マイナスな考え方になるケースもあるので、初詣に毎年行っている人はそのまま継続した方が良いと言えます。
初詣の意味・由来・時期を知ろう
初詣の意味や由来は、昔から引き継がれている内容が多く、新年を迎える節目の行事となっています。
また、健康や安全など神様に祈願する意味があり、毎年初詣を継続している人はそのまま習慣を変えない方が理想的です。