2.カードの解釈~正位置編~
殉教者ならば神のもとへいく事になり、修行者も悟りを得ることでしょう。
オーディーンは9日9晩世界樹に吊るされる事によりルーン文字の秘密を知りました。
吊るされた男性は後ろ手に縛られた状態で逆さ吊りにされています。
身体の自由は無いに等しく、肉体は苦痛に苛まれながらも男性が笑っていられるのは、この苦難こそが自分の幸福に繋がると確信しているからです。
それと同様に「吊るされた男」の正位置の意味は「耐え忍ぶ事、奉仕、待つことで道が開ける思索の時」などになります。
このカードが出た場合は積極的に動かず、一度立ち止まって思索をめぐらせる、苦難に耐える、他者への奉仕を心がけると良いでしょう。