月のカードは幻想的で美しいながらも、どこか不安にさせる絵柄をしています。
月のカードは一体どのような意味を持っているのでしょうか。
今回は月のカードがリーディング時に相手の感情の位置に出た場合の解釈の仕方と、それに対する対策をご紹介します。
1.月のカードについて
中国や日本を始め、東洋では月は美しく、愛でる物だと考えられてきました。
日本では、お菓子の名前に使われることもあるように、月は現在も愛され続けています。
さらに、月は愛でるだけでなく暦の基準とされ、明治時代に入るまで、人々の生活に密接に関わっていました。
このように東洋では、月はとても重要な位置を占めていたのです。
それならば、西洋でも東洋と同様に、月は愛されたのだろうと考える方もいるでしょう。
しかし実際には、地域差こそあるものの、ほとんどの国で月は忌み嫌われるものでした。
真っ暗な夜空にぼんやりと、どこか怪しく輝く月は、人々の目に不気味に映ったのでしょう。
月は狂気をもたらすものだと考えられ、月の光は人を惑わし、それを見続けた、浴び続けた人は狂ってしまうと考えられていたのです。
そのため、タロットでも月のカードはあまり好ましい意味を持っていません。