吊るされた男のカードが出た時の相手の気持ちとは【タロット占い】

最終更新日:2022年12月1日

「吊るされた男」は大アルカナの12番目のカードです。

T字に組まれた吊るし台に男性が逆さ吊りにされています。

初見では全く意味が分からないカードに思えるものの、実はこのカードは非常に示唆に富んでいます。

今回はそんな「吊るされた男」のカードが出た時の相手の気持ち等についてご紹介します。

1.吊るされた男について

今回はライダー版の絵柄を参照し、説明します。

まずは吊るされている人物ではなく、吊るし台に注目してみましょう。

吊るし台は伐採した木を材料にしており、普通ならば新しく芽や葉が出ることはありません。

しかしながら、カードの中の吊るし台の上部には、青々とした芽や葉が生い茂っています。

これはこの気がまだ生きている事、つまりは希望を表しています。

吊るし台は処刑に使われるものであり、その吊るし台に生命の息吹や、希望というものは不似合いなものに思われます。

続いて、男性に注目してください。

男性の表情はこれから死ぬ者とは思えないほど穏やかで、後光まで差しています。

足は4の字に曲げられており、これは十字架を表します。

笑顔で神に祈り、穏やかな表情で死んでいく、つまり彼は殉教者です。

今回はこの男性を殉教者として扱いますが、この男性の正体は他にも、修行者、北欧神話の主神オーディーンなど複数の説が存在します。

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