男性から「素敵だね」という言葉を言われた時、どこかざっくりした言葉のために「どういう意味かな?」と受け止められないことはないでしょうか。
男性が女性に対して「素敵だね」と言う場合には、そのシチュエーションや思いによって様々な心理が隠されているものです。
「素敵だね」と言ってくる男性の心理を覗いてみることにしましょう。
1.何にでも共通する褒め言葉だと思っている
女性への褒め言葉を「素敵だね」の一言にまとめている男性は、それ以上の言葉もそれ以下の言葉も検討がつかないのかもしれません。
細かく「可愛いね」とか「○○なところ良いね」と具体的に褒めるよりも、大きな範囲を持って褒めることができる言葉です。
褒めたい、喜ばせたいという思いを持ちつつも、どういった褒め言葉が適切なのか、まだ分かっていないことが考えられます。
「素敵だね」と言われて嫌な気持ちになったり不満に思う女性は少ないものです。
だから「素敵だね」の言葉をどんな場面においても活用しているのかもしれません。
言われた場合は素直に褒めてくれていると解釈して良いでしょう。
2.褒めて欲しいと思っているんだろうなと感じている
男性が「この女性は褒めてほしいんだろうな」「褒め言葉を待っているんだろうな」と、女性の気持ちを察した時にも「素敵だね」と言ってくることがあります。
例えば女性が髪型を変えてイメチェンした時「新しい髪型どう?」と聞いてきたり、わざと髪型を主張してくる女性に対して、男性は「あ、何か言ってほしいのか」と察します。
そこで貶すわけにもいかないし、仮に似合っていなかったとしても「素敵だね」と言う男性は多く、女性の期待に応えようとした結果の言葉である可能性があります。
仮に男性の方から「可愛くなった」「前より良くなった」と感じていれば、女性に自分から褒める言葉を言います。
ただそんな思いは持たなかった場合、急に「褒めて」と言わんばかりの状況になれば、咄嗟に「素敵だね」という言葉が出ます。
褒めようと思っていた訳ではなかったものの、褒めてほしいという様子を察知したことで、咄嗟に出た言葉。
そこに深い意味はなく、本当はそうは思っていないこともあり「素敵だね」の言葉で嬉しく感じるのはまだ早いかもしれませんね。
3.ロマンチックにしたい
ロマンチストな男性の場合は「素敵だね」を用いることがあります。
多くの男性の場合、何も思ってない女性や、普段の状況で「素敵だね」とはあまり口にしないものですよね。
「すごいね」「可愛いね」「偉いね」「良い感じだね」と、素敵であることには変わりないとしても「素敵」という言葉はあまり用いません。
どこかキラキラしたイメージを持たせる「素敵」を使う男性は、ロマンチストであることが考えられ、ロマンチックな状況にしようとあえて言っていることも考えられます。
「夜景、素敵だね」「今日の君素敵だね」と、素敵という言葉を用いることで、上品さが出るものです。
ロマンチックな演出を醸し出すためにはこの上品さが必要であり、あえて使うことで、雰囲気を変えようとしているのかもしれません。
4.無理に言っている
「素敵だね」と言いつつも、真逆のことを思っている男性もいます。
女性が褒められることを待っている、褒めないと女性が怒ってしまう、褒めないと状況が進まないという場合は、思ってもないことでも言わなければならない場面があるものです。
本当は「変だよ」「そうじゃないでしょ」と思っているとしても、女性の機嫌を損ねないための褒め言葉だとしたら、女性は素直に喜ぶことができません。
例えば女性の買い物に付き合っている時に「これどう思う?似合う?」と聞かれた際「似合わないよ」「あっちの方が良いんじゃない」と言ってしまえば、女性の機嫌を損ねるだけでなく、長い買い物時間がさらに長引いてしまいます。
そんな時に「素敵だね」の一言を言ってしまえば、女性も喜ぶし買い物も終わり、自分にとって好都合である場合は、思ってなくても「素敵だね」と言うものです。
なんとかその場をやり過ごしたい、この状況を回避したいという場合の褒め言葉として、ざっくりした「素敵だね」は利用できる言葉です。
本心では思っていないことを言う場合は、どこか適当な印象を受けることもあります。
落ち着かない行動をしている、目を見て言わない、眉間にシワを寄せているなど、言葉とは裏腹に様子がおかしかったら、その男性は本心で言っていない可能性があります。
褒められたとうかつに喜ばないようにしておきたいものです。
素敵だねと言ってくる男性の心理を知ろう
「素敵だね」と言われた女性は、褒められたと感じることが多いです。
ただ実際には、思ってもない言葉を言っていたり、女性に合わせて言っていることもあり、その状況や彼の様子から判断することができるでしょう。
「素敵だね」という言葉は、細かな褒め言葉を一つの言葉に大きくまとめた言葉でもあり、きちんと褒めてほしい時は、細かく具体的に「どこが素敵?」と聞いてみると良いかもしれません。