「秘密」を意味する花6:ヒマラヤユキノシタ
ヒマラヤユキノシタは、ユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属(ベルゲンア属)。
2~4月ごろの早春に、桃色か白の花を咲かせます。
和名の「ヒマラヤユキノシタ」は、ヒマラヤ地方が原産地であるため、寒さに強く雪が積もっていても雪の下で、強かに艶のある緑の葉を茂らせていることにちなみ、この名がつけられました。
花言葉は、「秘めた感情」「順応」です。
「秘めた感情」は、冷たく重い雪の下でも枯れることなく葉を茂らせ、ようやく雪が溶けて顔を出す早春には、可憐な桃色の花を咲かせて見せることから。
雪の下に秘められていた強く美しい命を表してつけられたのでしょう。
「順応」のまた、ヒマラヤユキノシタの強い生命力に由来します。
冷たく重い雪の下という過酷な環境に置かれても、ヒマラヤユキノシタは春になると美しい花を咲かせて見せます。
どんな環境下にあっても順応することができる、という意味の込められた花言葉です。