2.祀られているのはどんな神様?
ここにはとても有名な神様がいらっしゃいます。
一之宮が大己貴命。
日本神話に登場する大国主命です。
大国主命は出雲大社のご祭神でもあり、縁結びの神様として有名です。
縁結びは男女の恋愛成就のことと思いがちですが、あらゆるご縁をさします。
仕事関係のご縁や人脈づくりをぜひお願いしましょう。
国づくりという大事業をなさった神様ですから御利益が期待できますね。
二之宮が少彦名命(すくなひこなのみこと)。
手のひらにのるほどの大きさで、一寸法師のモデルともされるかわいい神様です。
商売繁盛、開運招福を叶えてくれます。
大国主命の大事業を支えた知恵者です。
三之宮が平将門命。
武士の先駆けである「兵(つわもの)」として、民衆のために政治改革を行おうとしました。
朝敵として討伐されたため、「関東の祟り神」とも呼ばれますが、崇敬者にはたいへん強力なご加護を授けてくださいます。
古来日本には、非業の死を遂げた人物の御霊を鎮魂し、手厚く祀ることで守り神とする信仰があったのです。
強い勝負運を授けてくださるので、昇進試験を控えた人やライバルとの競争に勝ちたい人にはうってつけですね。
ただ、将門命に参拝する時は気をつけてほしいことがあります。
それは、千葉県にある成田山新勝寺にはお参りしないこと。
新勝寺にでかけたら、こちらにはお参りしないこと。
なぜなら新勝寺は将門公呪殺を祈祷した地だからです。
以前将門公を主人公とした大河ドラマが制作されましたが、出演者は新勝寺の節分会の豆まきに参加しませんでした。