2.白百合の花言葉は「純潔」「尊厳」
次に紹介するのは白い百合の花言葉です。
白百合の花言葉は「純潔」「尊厳」です。
これは西洋東洋問わず、百合と言えば白百合という概念が広く浸透していた事に起因します。
白という色から特に祝い事に好まれ、結婚式で用いられるブーケにもよく使われます。
「純潔」は結婚式にはこれ以上ないくらいふさわしい言葉です。
実はこの「純潔」という花言葉、前述の聖母マリアからつけられたものです。
ローマ教皇が正式に白い百合を聖母マリアの処女性の象徴として描くように、という旨の布達をしたことからキリスト教徒の間ではそれが一般的になりました。
聖母マリアが処女のままキリストを身ごもった=純潔という訳です。
ちなみに、聖母マリアに捧げられた花は白百合の一種マドンナリリーで、今でもカトリック教会では教会に活ける花として多く見られます。
また日本では葬儀の際に用いられることも多いです。
白百合だけの花束は葬儀を連想するため、祝い事での贈り物としては避けた方が無難です。
どうしても白百合を贈りたい場合は白百合だけにせず、他の花も合わせて贈りましょう。
ちなみに一輪の白百合は「死者への手向け」といった意味にもなります。
西洋でも「純潔」「純粋」「威厳」といった言葉を意味します。
白百合に対するイメージは世界共通であることがうかがえますね。