1.百合全般の花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」
最初は百合全般の花言葉、「純粋」と「無垢」「威厳」です。
前者二つはどちらも穢れを知らない、清純なイメージの言葉ですね。
確かに百合の花からは気品や高潔さを感じます。
残る一つである「威厳」の由来は百合の花の咲く姿から来ています。
花びらを大きく広げた堂々たるその姿は、まさしく「威厳」の二文字にふさわしい佇まいです。
これらの花言葉の由来はギリシア神話にあります。
貞節を司る女神であるヘラ、彼女の母乳が零れた場所から百合の花は生まれたと言われています。
またヘラは神々の女王としての側面もあり、威厳を表す王冠を持っています。
これにより百合の花はヘラの象徴でもあります。
また西洋では、聖母マリアに捧げられた花として有名です。
このことから、西洋画では聖母マリアがキリストを身籠ったことを告げられた場面を描いた絵画で、百合の花がともに描かれていることが多いです。