2.山水蒙が得た時の解釈
蒙昧という言葉にあるように、この卦を得た時は真摯な心構えで教えを乞う事を重視して示されています。
易で占断を行う際の重要な心構えとされる「何度も同じ事を占ってはならない」とする文言も、この卦の説明において注記されています。
教えを乞うという事は教えに則り自分の振る舞いを変えるという事が含まれるものです。
一度で聞き分けられない事を問う心構えで問いただすようでは「自分から啓蒙を求めている」とは言えない、という厳しく教え諭す意図が見られます。
しかしながら、それはこの卦を得た人がまだ幼く成長する余地が大きくあるという事です。
厳しい時、厳しい言葉に成長する為の糧を見出すチャンスと出来るはずです。