太陰大極図のマークの意味とは。陰と陽を表すマーク

最終更新日:2022年12月1日

3.「100%はない」と知らせている

太陰太極図のマークの意味で大切なのは「100%はない」ということを知らせていることです。

それが、白の中にある黒い丸、黒の中にある白い丸です。

白の中にある黒い丸を「陽中の陰」、黒の中にある白い丸を「陰中の陽」と言います。

これは何を意味しているかというと、白の中に黒い丸、黒円があることで、それぞれがすべて100%そのものになることはないと言っているのです。

一見すべて陽の世界に見えるようでも、その中には実は陰の世界に属するものが潜んでいるのです。

すべて順調に思える時にも「陰」は思わぬところにあるので、用心することが必要ということです。

逆に、陰の中にも「白い丸」があります。

これは悪いことばかりに思えるようでも、実はそうではないことを知らせているのです。

希望などないように見えても、きっとどこかに白い丸、つまり陽があるのだから、絶望しないことが大切です。

これこそが世界の不思議であり、人が生きていく時に心に刻んでおきたいことです。

太陰太極図のマークには、白の部分に黒い丸が、黒の部分に白い丸があります。

これは「物事には100%なんていうのはない」という、世界の真実を伝えているのです。

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