2.ルビーの歴史
ルビーは歴史の深いパワーストーンですが、現代のように優れた鑑定技術がなかった時代では、ルビーと呼ばれていたものの中に、ルビー以外の石が混ざっていることが多く、イギリス王冠を飾っている「ブラックプリンスルビー」は実はスピネルと呼ばれる宝石でした。
スピネルとルビーは歴史上でよく混同されていたそうです。
インドではもの古くから認識されていたようで、ヒンズー教聖典にも記述があるくらいです。
ヨーロッパでは、スウェーデンの王様であるグスタフアドルフがエカチェリーナ女帝に贈ったルビーがヨーロッパ史上最大と言われていて、そのサイズは鶏卵くらいの大きさだったといいます。
ちなみに、このルビーはロシア革命以降から消息が把握できていないそうです。
前述したように、色合いでサファイアとも呼ばれるますが、サファイヤと同じ成分であることは、18世紀にフランス人によって明らかにされました。
また、商業用の宝石として人口合成が可能になったのは、20世紀に入ってからでした。