シトリンクォーツは古くから富をもたらし、商売繁盛の効果があるとして幸運のパワーストーンと呼ばれてきました。
また、その色合いから対応のエネルギーを持つともいわれているため、身に着けた人に積極性を与え、希望や勇気などの明るいエネルギーをもたらしてくれる効果があると言われています。
今回はシトリンクォーツの特徴をご紹介します。
1.シトリンクォーツとは
日本名として「黄水晶」と呼ばれるシトリンクォーツは、その名の通り水晶のグループに属していて、色の濃淡に左右されずに黄色で透明なものを指します。
シトリンクォーツの持つ黄色の色合いは、鉄分が含有している影響のためですが、市場に出回っている多くのシトリンはアメジストやクォーツに加工処理を施されたもので、天然で黄色を持ったシトリンクォーツは非常に希少価値が高いです。
この希少価値が高いシトリンクォーツは、ブラジルやチリ、メキシコやベトナムから採掘されいてます。
本来無色であるはずの水晶が、シトリンクォーツのように黄色になってしまう理由として、鉄分の含有による変色だけではなく、放射線を浴びたことで構造が歪んでしまうことがあります。
また放射線を浴びた後で加熱されるとさらに変色が進むなど、大きく分けてこれらの理由があります。
それぞれの理由で変色した黄色の色合いは、同じ黄色であっても色味も多少異なってきます。
鉄分による変色は黄色の中に赤味がみられる色で、放射線と加熱による変色は緑がかった黄色の色合いになります。
前述した採掘地でもあるブラジルのリオグランデドスル州のアメジストは、470℃の加熱で明るい黄色へ変色し、550℃で暗い黄色から褐色を帯びた赤色に変色します。
この鉱山で採掘されたシトリンクォーツをのことを「リオグランデシトリンクォーツ」と呼びます。
各地のベグマタイトの晶洞中や、各種鉱脈などから産出され、シトリンクォーツの名前の由来は、柑橘系のシトロンの果実がであるといわれています。