
トパーズといえば誰もが一度は聞き覚えのあるよく知られている宝石の一つですよね。
黄色で安価な宝石という具体的なイメージが思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか?そんな身近な宝石のトパーズですが、実は隠れた魅力が一杯の注目宝石の1つなのです。
今回はそんなトパーズの隠された魅力についてご紹介します。
1.トパーズとは
トパーズ(topaz)はケイ酸塩鉱物に分類される宝石の一種で、和名は黄玉です。
英語名のtopazはギリシャ語の探し求めるという意味からという説が一般的で、その昔トパーズは霧が立ち込めた険しい場所でしか取れない、探すのが困難な貴重な宝石でした。
また、サンスクリット語の火という意味からという説も存在します。
主な産地はブラジルやアフガニスタン、スリランカ、アフリカですが、日本にも産地があります。
淡褐色即ちヘーゼル色に近いほど上質とされています。
また、特に質の高いものはダイヤモンドにも匹敵すると高い評価されています。
トパーズは大まかにOH-typeとF-typeの2つのタイプに分かれます。
前者は屈折率が高く、長期間光にさらしても色あせることは少ないとされています。
一方で、後者のものは色あせる可能性が高いとされています。
2.実は黄色だけじゃない。トパーズのカラーバリエーション
和名で黄玉と呼ばれているように日本では一般的に黄色のものがトパーズとして認識されています。
しかし、トパーズ実際には様々な色合いのものが存在しています。
主な種類はインペリアルトパーズ、ピンクインペリアルトパーズ、ブルートパーズ、ピンクトパーズ、ホワイトトパーズ、ミスティックトパーズ、シトリントパーズの7種類です。
この中でインペリアルトパーズ、ピンクインペリアルトパーズのみがOH-typeで高品質とされています。
日本でトパーズとして定着しているのはF-typeのシトリントパーズのことです。
しかし、実はこのシトリントパーズはトパーズの中では最も劣っているとされているのです。
よく知っているトパーズが実はトパーズの代表ではないなんてちょっと驚きですよね。
具体的な色合いとしては、インペリアルトパーズやシトリントパーズ以外はその名の通りの色合いを持っています。
インペリアルトパーズはオレンジもしくはオレンジイエローで、まるで琥珀のような神秘的な色合いをしています。
トパーズのもう一つの由来とされるサンスクリット語で火に例えたという説はこの太陽のような力強さから生まれたのかもしれませんね。
3.各トパーズの色とそれぞれの効果
トパーズの石言葉は、友情、潔白、そして希望です。
トパーズの由来が探し求めるであることから手に入れることが困難な友情や希望を手に入れることが出来るということでこのような石言葉がつけられました。
その効果としては、色合いごとに異なります。
・インペリアルトパーズ:豊かさをもたらす効果があるとされます。物質的な豊かさよりは精神的な豊かさをもたらすとされ、心の安定をもたらし、保つという効果があると言われています。
・ブルートパーズ:自信や知性を高めるとされています。また、内面から魅力や能力を引き出す効果があるとされます。加えて、他のトパーズより高い癒しの効果を持つとされます。また、経済的な成功と精神の安定という2つの豊かさを実現してくれるとされます。
・ピンクトパーズ:自立心や英知をもたらしてくれるとされます。特に女性は持つことによって自分の意志で輝く人生を送ることが出来るようになるという効果があるとされます。
・ミスティックトパーズ:7色の色合いを持つことから自身の様々な可能性を表し、方向性や未来を示すことによって可能性を現実にしてくれるとされます。また、旅先や何気ない瞬間に訪れる持ち主の不幸を防ぐ効果があるとされます。加えて、快眠を促すとされます。
・ホワイトトパーズ:持ち主にどんな状況でも揺らぐことない高潔な理性をもたらすとされます。また、それによって持ち主は謙虚さと利他的な精神を得ることになります。そして、結果として多数の人々の指示や有効な人間関係につながるでしょう。
・シトリントパーズ:エネルギーにあふれる色合いを持つことから、商売運など物質的な豊かさをもたらすとされます。人間関係や新しいことに消極的な人が見につければ積極的に行動できるようになり幸運を招く効果があるとされます。また、持ち主の意志が揺らぐことを防ぐ効果もあるとされます。
自分に合ったトパーズを選ぼう
意外と知られていないトパーズの魅力についてご紹介しました。
様々な種類があるので、自分の状況に合ったトパーズを選んでいきましょう。