おみくじで中吉が出たら、嬉しい事ではありますが大吉よりは劣ると思ってしまいますよね。
中吉は、良く目にするけれどどんな意味があるのか、運勢としては大吉の次に良いのかなど気になります。
そこで今回は気になる「中吉」について解説します。
1.中吉の意味とは。良い順で何番目?
中吉は、意味合いとしては「吉」であり大吉よりは良くない、小吉・末吉よりは良い運勢のことです。
大吉ではないが、まあまあ良い結果な上に運気があがる可能性が高いのが「中吉」です。
気になる吉凶の順番ですが神社やお寺によっていろいろあり、実は決まりはありません。
吉凶の種類は、7段階だったり12段階だったり様々あります。
その中では諸説ありますが「中吉」は、良い方から2番目か3番目になります。
場合によっては大吉の次が吉で、中吉は3番目以降というケースもあるのです。
この順番に明確な正解はないと言われています。
どうしても気になる時はおみくじを引いた神社やお寺に尋ねるのが一番です。
巫女さんは、その時だけのアルバイトさんであることが可能性としては高いので、直接神社に尋ねたほうが的確な答えをいただけると思います。
どちらにしても、「吉」であることは間違いないですし、開けたおみくじに「中吉」とあってがっかりしてしまう人は少ないと思います。
おみくじは吉凶の結果ばかり気にしてしまいがちですが大切なことは細かい部分にあります。
和歌などが書いてあることもありますので今後の指針として心に留めておきましょう。
おみくじには「吉であっても気をつけよ。凶であっても用心して誠実に。必ずご加護はある」という意味もあります。
確かに、2番目か3番目に良い運勢であるはずの中吉を引いて「やった。よかった」と思っても、よく読めばあまり良い事が書いておらずなんだかがっかりすることもあります。
やはり、大切なのは中身・内容ということになります。
良い言葉たくさんの中吉も、悪い言葉たくさんの中吉も「今のままだとこの運勢(内容)」ということになります。
書いてあることを今の自分に必要なアドバイスとして受け止め行動や気持ちをポジティブに変えれば、運気も変わります。
そこから、さらに良くしていくのは自分ということですね。
2.中吉のおみくじを引いたあとにするべきことは?
基本的に、引いたおみくじは、持ち帰っても全く問題はないと言われています。
中吉を引いて、良い事がたくさん書いてあったならお守りとして持ち帰り大切に保管するのも良いです。
でも、中吉なのにあまり嬉しくないことが書かれてる時もあります。
凶が出た時や、良くないことが書かれていたおみくじは神社に結んで置いてくるのがよいとされています。
利き手と逆の手で三つ折りにして結ぶことで「困難な行いを達成することにより凶から吉に転じる」という意味があります。
利き手ではない手だけで結ぶのはとても難しい行為ですが吉に転じるために是非とも達成したくなりますね。
ですが、戒めとして持ち帰り時々見返して気を引き締める人もいます。
もともと、おみくじを結ぶ理由として「神や精霊が宿る木に結びつけることで願いがしっかり結ばれるように」という意味があります。
ですが、木を痛ませないように木に結ぶことを禁止しているところもあります。
指定の決められている所に結び、むやみに捨てたり破いたりはしないようにしましょう。
おみくじの扱いに正解はないと言います。
雑に扱わなければ、自分の思うままにして良いでしょう。
ちなみに、良くないことが書かれていたからといって引き直すのは良くないと言われています。
どうしてもという時は日を改めて引き直すようにしたほうがよいでしょう。
3.中吉のレア度はどれくらい?
大吉~大凶の種類は神社により異なると言われています。
その割合も各々違うのです。
おみくじを考案したのは良源という僧で、吉凶の80%は大吉・吉・凶、あとの20%は各所自由に設定して良いと決めたと言われています。
それをふまえた上でも、中吉のレア度は高くないと思われます。
おみくじを引いたことがある人は、おそらく人生で一度以上は出たことがあるのではないかと思います。
中吉が出て「うわ。珍しい」となる人は少ないのではないかという印象があります。
おみくじにおける中吉の意味や考え方を知ろう
順番としては、2番目か3番目と曖昧ではあるものの「吉」であることは間違いない中吉。
良い言葉は明るく受け止め、悪い言葉が書いてあったとしても落ち込まず、これは今の自分に必要なアドバイスだとプラスに捉えること。
悪い言葉は、しっかり神社に結んで悪い運勢を置いてきたなら、一安心です。
「大吉」がすぐ手に届く距離にある「中吉」ですので、前向きに受け止めることでいくらでも良い運気がやってくる気がしますよね。