3.月のカードの解釈~逆位置編~
逆位置になると月は地平線に沈み、皆を惑わせた光は消え去ります。
東の空が明らみ、夜明けはすぐそこです。
夜が明けると、太陽の光が闇を拭い去り、隠されていたもの、見えなかったものをあらわに映し出してくれるはずです。
月の逆位置の意味も、正位置の「見えない状態」から「先の見通しが立つ、真実を知り安心する、直観力が冴える」等の意味に変化します。
ただし夜明け前が一番暗いといわれるように、占者によっては月の逆位置を正位置の意味とほぼ同様か、やや弱めの混乱状態と解釈する事もあります。
月のカードが混乱を表すことはご理解いただけたと思いますが、占っている最中あまりに多く出る場合、すぐに変化は起こらない、占っている内容が曖昧すぎる、もしくは占っている方が疲れている、などの意味を示すこともあります。
思い当たる事があれば、一旦占いは中断し、日を改めましょう。